ヤマハ・V-Star

ヤマハ発動機製クルーザーシリーズ「Vスター」と「スターモーターサイクルズ」

ヤマハ発動機は、アメリカンタイプのオートバイを「Vスター」シリーズとして北米市場に投入しています。このシリーズは、日本国内や欧州で販売されているモデルとは異なる車名で展開されており、独自のラインナップを形成しています。

Vスターシリーズの概要

Vスターシリーズは、主にXVS系のモデルをベースに構成されています。1996年に登場した1100ccと650ccのドラッグスター、2008年モデルから名称変更された250ccのビラーゴ、2007年登場の1300ccと2009年登場の950ccのミッドナイトスターなど、複数のモデルを統合したシリーズです。それぞれのモデルには、Classic、Custom、Tourer、Deluxeといったバリエーションが存在し、多様なニーズに対応しています。

Vスター モデル一覧

以下に、Vスターシリーズの主要モデルと販売期間をまとめます。（販売期間はモデルイヤーを示し、継続販売された場合は特記します。）

V Star 1300 (2007年-): ミッドナイトスターに相当。Tourerモデル、Deluxeモデルも存在。
V Star 1100 Classic (2006年-2009年): ドラッグスタークラシックに相当。Custom、Silveradoモデルも存在。2012年頃まで販売継続。
V Star 950 (2009年-): ミッドナイトスターに相当。Tourerモデルも存在。
V Star Classic (2006年-2010年): ドラッグスタークラシック650に相当。Custom、Silveradoモデルも存在。2011年頃まで販売継続。
V Star 250 (2008年-): ビラーゴ250に相当。

スターモーターサイクルズ

2005年に設立された「スターモーターサイクルズ」は、ヤマハUSAが展開するクルーザーモデル専用のブランドです。従来のロイヤルスター、ロードスター、Vスター（ドラッグスターに相当）、ビラーゴ、V-MAXといったモデルに加え、1900ccクラスのロードライナーとストラトライナー（ミッドナイトスターに相当）をラインナップに追加。さらに、ウォーリアを独立させ、XV1900系の派生モデルであるレイダーや、XVS1300系の派生モデルであるストライカーなども登場しました。2013年には、日本国内でも販売された950ccクラスのボルトが加わりました。

スターモーターサイクルズ ラインナップ一覧

スターモーターサイクルズの主要モデルと販売期間を以下に示します。（販売期間はモデルイヤーを示し、継続販売された場合は特記します。）

1900ccクラス

Stratoliner (2006年-2009年): 2012年頃まで販売継続。S、Midnight、Deluxeモデルも存在。
Roadliner (2006年-2007年): 2012年頃まで販売継続。S、Midnightモデルも存在。
Raider (2008年-2017年): S、Bullet Cowlモデルも存在。

1700ccクラス

Road Star (2006年-2009年): 2012年頃まで販売継続。Midnight、S、Silverado、Midnight Silveradoモデルも存在。
Warrior (2006年-2009年): 2010年頃まで販売継続。Midnight Warriorモデルも存在。
V-Max (3UF) (2006年-2007年): 2008年段階でVMAX(RP22J)へ機種転換。
VMAX (RP22J) (2009年-)

1300ccクラス

V Star 1300 / V Star 1300 Tourer / V Star 1300 Deluxe: 詳細はVスターモデル一覧を参照。
Royal Star Venture (2006年-2009年): 2011年頃まで販売継続。Sモデルも存在。
Royal Star Tour Deluxe (2006年-2009年): 2012年頃まで販売継続。
Stryker (2011年-): Bullet Cowlモデルも存在。

1100ccクラス、950ccクラス、650ccクラス、250ccクラス: 詳細はVスターモデル一覧を参照。

まとめ

Vスターシリーズとスターモーターサイクルズは、ヤマハ発動機の北米市場におけるクルーザー戦略の中核を担う存在です。多様なモデルバリエーションと、長年にわたる販売実績が、その人気を物語っています。

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