ヤンネ・アンデション

ヤン・オロフ・"ヤンネ"・アンデション（Jan Olof "Janne" Andersson、1962年9月29日 - ）は、スウェーデン・ハルムスタッド出身の元サッカー選手であり、現在はサッカー指導者として活躍しています。現役時代のポジションはフォワードでした。2016年6月からはスウェーデン代表の監督を務め、チームを数々の国際舞台へと導いています。

指導者としてのキャリア

アンデションは、アマチュア選手としてのキャリアを終えた後、指導者の道へ進みました。2004年シーズンからはハルムスタッズBKの監督として手腕を発揮し、その指導力を高く評価されました。2016年には、IFKノルシェーピンの監督として、クラブに26年ぶりとなるアルスヴェンスカン（スウェーデンリーグ）優勝をもたらし、その名を一躍知らしめました。

同シーズン終了後、UEFA EURO 2016でスウェーデン代表がグループリーグ最下位に終わったことを受け、アンデションはスウェーデン代表監督に就任しました。就任後、最初の大一番となったのは、2018 FIFAワールドカップ・予選のプレーオフ、対イタリア代表戦でした。第1戦を1-0で勝利すると、第2戦ではイタリアのホームで、堅守をベースとした戦術を採用し、0-0のスコアレスドローに抑え、見事本大会出場権を獲得しました。

2018年6月に開催されたワールドカップ本大会では、グループステージを2勝1敗の成績で勝ち抜き、決勝トーナメントに進出。ベスト16ではスイス代表を下し、実に24年ぶりとなるベスト8進出を果たしました。しかし、準々決勝ではイングランド代表に2失点を喫し、惜しくも敗退となりました。

UEFA EURO 2020では、スペイン代表、ポーランド代表、スロバキア代表と同居したグループを、勝ち点7で首位通過。再び決勝トーナメントに進出しましたが、ベスト16でウクライナ代表に敗れ、大会を終えました。

タイトル

監督として

IFKノルシェーピン
* アルスヴェンスカン（スウェーデンリーグ）: 1回 (2015)

アンデションは、その戦術的な手腕と、選手たちのモチベーションを高めるリーダーシップによって、スウェーデン代表を国際舞台で躍進させた名将として、その名を歴史に刻んでいます。

もう一度検索