ヤンネ・ラハテラ

ヤンネ・ラハテラ：モーグル界のレジェンド、その輝かしい軌跡と日本への貢献

ヤンネ・ラハテラ（Janne Lahtela）は、1974年2月28日生まれ、フィンランドのケミヤルヴィ出身の元モーグルスキーヤーです。選手時代は、ワールドカップ、世界選手権、オリンピックというモーグルの3大大会すべてを制覇するという、数少ない偉業を達成しました。現在は、日本のモーグルナショナルチームのチーフコーチとして、後進の育成に力を注いでいます。

選手としての輝かしい実績

ラハテラは、ワールドカップで3度の総合優勝を果たし、男子シングルモーグルの最年長優勝記録、男子モーグルの最年長総合優勝記録を保持しています（2010年時点）。彼の滑りは「世界一のカービングターン」と評され、多くのモーグルスキーヤーにとってのお手本とされています。教え子である上村愛子も、そのカービングターンの技術を高く評価されています。

長野オリンピックで銅メダルを獲得したサミ・ムストネンとは従兄弟という関係にあります。

主要な戦績

オリンピック
2002年ソルトレイクシティオリンピック：金メダル
1998年長野オリンピック：銀メダル
世界選手権
1999年マイリンゲン大会：シングル優勝、デュアル2位
ワールドカップ
総合優勝3回
シングル最年長優勝記録保持
* 男子モーグル最年長総合優勝記録保持

日本のモーグル界への貢献

ラハテラは、2006年7月から日本のモーグルナショナルチームのコーチに就任しました。上村愛子をはじめとする多くの選手を指導し、その技術力向上に大きく貢献しました。上村愛子は、ラハテラの指導のもと、日本人初のワールドカップ総合優勝、世界選手権優勝という輝かしい成績を収めました。ラハテラの指導は、日本のモーグル界全体のレベルアップに大きく貢献したと言えるでしょう。

その他の功績

1990年4月のユース世界選手権で優勝し、同年12月にワールドカップへ初出場。
1998-1999シーズンにはワールドカップで3連勝し、フィンランド人として12年ぶりの総合優勝。
1999-2000シーズンにはモーグル史上初の満点での連覇を達成。
2003-2004シーズンには3Dエアを解禁とするルール改正を機にエアの改良に着手し、総合優勝。

ヤンネ・ラハテラは、選手としてだけでなく、指導者としても多大な功績を残し、モーグル界にその名を深く刻んでいます。彼の情熱と知識は、これからも日本のモーグル界の発展に貢献していくことでしょう。

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