ヤーヤ・アブドゥル＝マティーン2世

ヤーヤ・アブドゥル＝マティーン二世

ヤーヤ・アブドゥル＝マティーン二世（Yahya Abdul-Mateen II）は、1986年7月15日にアメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズで生まれた俳優です。彼の名前は、ヤヒヤという発音にも関連付けられることがあります。特に映画『アクアマン』でのデイビッド・ケイン / ブラックマンタ役や、『シカゴ7裁判』でのボビー・シール役、テレビシリーズ『ウォッチメン』のカル・エイバー（Dr.マンハッタン）役など、多くのヒット作品での演技が評価されています。

生い立ちと学歴

彼は幼少期をニューオーリンズのマグノリア・プロジェクトで過ごし、その後カリフォルニア州オークランドに家族と共に移りました。マクリモンズ高校に通った後、2004年にカリフォルニア大学バークレー校に進学し、そこで建築学を学びました。カリフォルニア・ゴールデン・ベアーズの障害走選手として活動した背景を持つ彼は、大学卒業後にサンフランシスコでシティ・プランナーとして働いていましたが、俳優としての道を常に夢見ていました。

彼はイェール・スクール・オブ・ドラマに進学し、芸術修士号を取得。その後舞台俳優として活動を開始しました。彼の学歴と舞台での経験は、彼の演技力に大きく寄与しています。

キャリアの始まり

俳優としてのキャリアが本格化したのは2016年で、バズ・ラーマンのミュージカル・ドラマシリーズ『ゲットダウン』に登場したことがきっかけでした。この作品での彼のキャラクター、クラレンス・“キャデラック”・ゴールドウェルは、ディスコ界のプリンスとして注目を集めました。

その後、2017年には『シドニー・ホールの失踪』に出演し、サンダンス映画祭でのプレミア上映を経て注目を集めました。同年には映画『ベイウォッチ』でドウェイン・ジョンソンやザック・エフロンと共演し、警察官ガーナー・エラービー役を演じ、さらにミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』でも空中ブランコのW・D・ウィーラーとして演技を披露しました。

2018年には監督シャナ・フェステのロードトリップドラマ映画『ディア・グランパ 幸せを拾った日』に出演し、同年内に悪役ブラックマンタとして『アクアマン』に登場。また、ジョーダン・ピール監督によるホラー映画『アス』にも出演し、2019年に公開されました。

注目の作品とフィルモグラフィ

2019年にはSFアンソロジーシリーズ『ブラック・ミラー』の第5シーズン第1話「ストライキング・ヴァイパーズ」にも出演し、その演技が評価されました。彼の待機中の作品にはHBOの『ウォッチメン』や、ジョーダン・ピール脚本の映画『キャンディマン』が含まれています。まさに、観客に強い印象を残す多才な俳優としての地位を確立したヤーヤ・アブドゥル＝マティーン二世。彼の今後の活躍にも注目です。

まとめ

彼の多様な役柄、才能、そして舞台背景は、彼を現代の映画界の中で際立たせる要素となっています。ヤーヤ・アブドゥル＝マティーン二世は今後も多くの作品でその才覚を発揮し続けることでしょう。

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