ユリエン・ティンバー

ユリエン・ティンバー：アーセナルの未来を担うオランダ代表DF

ユリエン・ダヴィド・ノルマン・ティンバー（Jurriën David Norman Timber）は、2001年6月17日オランダ・ユトレヒト出身のプロサッカー選手です。現在、プレミアリーグの強豪アーセナルFCに所属し、DFとして活躍しています。また、オランダ代表としても国際舞台でその才能を発揮しています。

プロフィール

本名: ユリエン・ダヴィド・ノルマン・ティンバー
生年月日: 2001年6月17日
出身地: オランダ・ユトレヒト
ポジション: DF
所属クラブ: アーセナルFC
代表: オランダ代表
利き足: 右足

家族構成

父親がキュラソー人、母親がアルバ人というルーツを持ちます。登録名である「ティンバー」は母親の姓に由来します。双子の兄弟クインテン・ティンバーと、兄ディラン・ティンバーもサッカー選手として活躍していますが、ユリエンとは異なり、キュラソー代表としてプレーしています。

クラブキャリア

アヤックス・アムステルダム

2020年9月13日、エールディヴィジ開幕戦のスパルタ・ロッテルダム戦でトップチームデビューを果たしました。リサンドロ・マルティネスとのセンターバックコンビで主力に定着し、チームの躍進に大きく貢献しました。2022年8月18日には、移籍の噂が絶えませんでしたが、アヤックスとの契約を2025年まで延長し、チームへの忠誠心を示しました。

アーセナルFC

2023年7月14日、アーセナルFCへの移籍が公式発表されました。背番号は12番に決定。大きな期待を背負っての加入となりました。しかし、2023-24シーズン開幕戦のノッティンガム・フォレスト戦に先発出場したものの、後半5分に負傷交代。右膝前十字靱帯損傷という診断を受け、長期離脱を余儀なくされました。2024年4月22日に行われたプレミアリーグ2のアーセナルU-21対ブラックバーン・ローヴァーズU-21の試合に前半のみ出場し、約8か月ぶりの実戦復帰を果たしました。

代表キャリア

オランダの各世代別代表を経験しており、U-17オランダ代表ではUEFA U-17欧州選手権2018の優勝に貢献しました。2021年5月には、フル代表未デビューながらUEFA EURO 2020に臨むオランダ代表にサプライズ選出。同年6月2日、スコットランド代表との親善試合で先発フル出場を果たし、オランダ代表デビューを飾りました。2022年10月には、2022 FIFAワールドカップに出場するオランダ代表の予備登録メンバー23人に選出され、本大会の登録メンバーにも名を連ねました。

タイトル

アヤックス

エールディヴィジ：2回 (2020-21, 2021-22)

アーセナルFC

* FAコミュニティ・シールド：1回 (2023)

プレースタイル

ユリエン・ティンバーは、高い身体能力と戦術眼を兼ね備えた現代的なセンターバックです。的確なポジショニングと対人守備の強さに加え、正確なパスで攻撃の起点にもなります。また、右サイドバックもこなせるユーティリティ性も持ち合わせています。アーセナルでは、その能力を活かして最終ラインの安定に貢献することが期待されています。

怪我からの復帰後、更なる活躍が期待されます。アーセナルとオランダ代表の未来を担うであろう彼のプレーに、今後も注目が集まります。

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