ユーラシア研究所

ユーラシア研究所は、1989年に設立された、ロシアをはじめとするユーラシア諸国（ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、バルト三国、モルドバ、コーカサス、中央アジア）を対象とした総合的な研究機関です。この研究所は、これらの地域の歴史、経済、社会、政治、教育、文化、そして自然科学技術といった広範な分野における研究を推進することを目的としています。

東京都世田谷区に位置する東京ロシア語学院の校舎内に拠点を構え、活発な研究活動を展開しています。研究員による専門的な調査研究のほか、一般の方々も参加できるセミナーやシンポジウムを頻繁に開催しており、研究成果の発表や知識の共有に努めています。

研究所は、学術誌の発行を通じて研究成果を広く社会に発信しています。月刊誌『ロシア・ユーラシアの経済と社会』と、半年刊誌『ユーラシア研究』という二つの学術誌を定期的に刊行しています。特に『ロシア・ユーラシアの経済と社会』は、2015年12月号で創刊1000号を達成しており、長年にわたる継続的な情報発信を続けています。また、年10冊発行される「ユーラシア・ブックレット」シリーズの編集も手掛けており、2015年には200冊目を刊行しました。

ユーラシア研究所は、研究活動における重要な観点として、「日本国民とロシアなどユーラシア諸国の国民との相互理解と友好の発展」を重視しています。この理念に基づき、研究活動だけでなく、様々な交流事業やイベントを通じて、文化や社会に対する相互理解を深めることを目指しています。維持会員制度を設けており、研究職以外の方も研究所の活動に参加することが可能です。研究成果の普及や交流を通じて、国際的な相互理解と友好関係の促進に貢献しています。

この研究所の活動は、学術的な知識の深化だけでなく、国際社会における相互理解の重要性を広く社会に啓発する役割も担っています。ユーラシア地域の多様な文化や歴史に対する理解を深めることは、国際的な協力関係を構築する上で不可欠です。ユーラシア研究所は、その活動を通して、国際社会の平和と発展に貢献することを目指しています。

外部からの情報は以下の通りです。

* ユーラシア研究所

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