ヨゲヴァ

ヨゲヴァ（エストニア語: Jõgeva）は、エストニア中部に位置する、人口およそ6000人の地方都市です。ヨゲヴァ県の県都としての役割を担っています。ドイツ語ではライスホルム（Laisholm）と呼ばれていました。1938年5月1日に正式に町として認められました。

この町は、1940年1月17日にエストニア史上最も低い気温となる-43.5℃を記録したことで知られています。この記録は現在に至るまで破られていません。厳寒の地としての印象が強いですが、文化的な側面も持ち合わせています。

人口動態

ヨゲヴァの人口は、過去数十年にわたって変動しています。

1959年: 2496人
1970年: 3644人
1979年: 5389人
1989年: 7035人
2006年: 6117人

1980年代後半にピークを迎えた後、人口は減少傾向にあります。近年では再び増加に転じる兆しも見られます。

出身有名人

ヨゲヴァは、著名な文化人を輩出しています。

ベッティ・アルヴェル（1906年11月10日 - 1989年6月19日）：エストニアを代表する詩人です。
アロ・マッティーセン（1961年4月22日 - 1996年5月30日）：作曲家であり、エストニアの「歌の革命」に貢献しました。

姉妹都市

ヨゲヴァは、国際交流も積極的に行っています。以下の都市と姉妹都市提携を結んでいます。

ヨナヴァ（リトアニア）
カールスタード（スウェーデン）：1992年5月9日提携
ケウルー（フィンランド）：1991年5月9日提携
* カーリナ（フィンランド）：2005年1月21日提携

これらの姉妹都市との交流を通じて、ヨゲヴァは文化や経済の多様性を育んでいます。

まとめ

ヨゲヴァは、エストニアの歴史と文化を色濃く残す地方都市です。寒さの厳しい地域ではありますが、その歴史や文化、そして国際交流によって、独特の魅力を放っています。詩人や作曲家を輩出したことからもわかるように、芸術文化にも深い関わりがあります。近年では人口減少も見られましたが、新たな発展の可能性を秘めています。

外部リンク

公式ウェブサイト（エストニア語）（ロシア語）

もう一度検索