ヨジテレビ!

仙台放送『ヨジテレビ!』：6年半にわたる地域密着型情報番組の軌跡

2000年7月20日から2006年12月22日まで、仙台放送で放送された平日夕方の生ワイド番組『ヨジテレビ!』。その6年半の歴史を紐解いていきます。番組名は、放送時間帯である午後4時（ヨジ）に由来していますが、ローカル番組のためフジテレビ系列ネットはありませんでした。

番組の構成と変遷

開始当初は、地域密着型情報番組パートとドラマ再放送枠『ヨジテレビ!ドラマ』を組み合わせた2部構成でした。情報番組パートは16時台に放送され、その後、ドラマ再放送枠へとスムーズに繋がっていました。当初はニュース番組への接続もスムーズに行われていましたが、2005年10月のリニューアル以降は、番組構成が変更されました。情報番組パートは15時台後半に移動し、独立した番組として放送されるようになりました。これに伴い『ヨジテレビ!ドラマ』枠は廃止されましたが、14時台と15時台に新たなドラマ再放送枠が設けられました。

スポーツ中継、特に春の高校バレーボール中継が入る際は、番組編成が柔軟に変更されました。リニューアル前は、ドラマ再放送枠を休止したり、情報番組パートの放送時間を変更したりしていましたが、リニューアル後は、番組自体が休止されることが多くなりました。

視聴者参加型コーナーと人気

『ヨジテレビ!』は、視聴者参加型のコーナーも人気を博しました。「山ちゃん（山田基行）の話してちょーだい!」は、曜日ごとのテーマに沿った視聴者からのメッセージを紹介するコーナーで、番組開始から人気を保っていました。山田基行さんは当初電話受付担当でしたが、2006年7月からはリポーターに転身しました。最終週には、このコーナーが復活するなど、視聴者参加の要素は番組の重要な部分を担っていました。

また、司会者コンビによる番組冒頭の挨拶や、アナウンサーによる「ひとことにっき」といった演出も、番組の特色となっていました。

キャストとスタッフ

番組には、多くのアナウンサーやリポーター、そしてスタッフが携わっていました。メインキャスターは期間中複数回交代があり、番組に彩りを添えていました。お便りコーナー担当やリポーターなども多数出演し、番組を支えていました。

番組の終了とその後

司会者やプロデューサーの交代、視聴率の低迷など、様々な課題がありました。その結果、『ヨジテレビ!』は2006年12月22日に6年5ヶ月の歴史に幕を閉じました。番組終了の理由として、ハイビジョン対応のローカル番組制作に向けた充電期間が設けられたことが発表されました。後継番組『情報ライブMovin'』は2007年4月2日にスタートしました。

春の高校バレー中継

『ヨジテレビ!』は、春の高校バレーボール中継でも重要な役割を果たしていました。「ヨジテレビ!若さでアタック!春の高校バレー」として放送され、MCと女性アナウンサー、そして若手アナウンサーが中継を担当していました。特に、浅見博幸アナウンサーの試合解説は好評でした。しかし、宮城県勢の試合が予定通りに進まない場合、放送時間が変更されたり、途中で放送が打ち切られることもありました。

まとめ

『ヨジテレビ!』は、地域に密着した情報と、再放送ドラマ、視聴者参加型コーナーなど、様々な要素を盛り込んだ番組でした。6年半という長い期間にわたり、多くの視聴者から愛され、仙台の夕方の顔として親しまれていました。番組終了後も、その影響は後継番組に受け継がれていると言えるでしょう。

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