ヨックモック (コミューン)

ヨックモックは、スウェーデン北部のラップランド地方に位置するノールボッテン県に属するコミューン（基礎自治体）です。スウェーデン語では「Jokkmokks kommun」、英語では「Jokkmokk Municipality」と表記されます。中心地はヨックモックであり、コミューンの紋章には、青い光や赤い鍵などがデザインされています。

概要

ヨックモックの総面積は19,334平方キロメートルで、スウェーデンのコミューンの中で2番目に大きい面積を誇ります。そのうち陸地面積は17,614平方キロメートルです。広大な面積を有していることが特徴です。

2021年12月31日時点の人口は4,780人であり、2008年の調査では5,305人であったことから、人口は減少傾向にあります。ヨックモックは環境への配慮に力を入れており、ノールボッテン県の中で最初にEU市長誓約（EU Covenant of Mayors）に署名した自治体です。また、欧州委員会が出資する欧州インテリジェントエネルギー計画（IEE；Intelligent Energy Europe Programme）にも参加しています。

地理

ヨックモックは、東はボーデンおよびエルヴスビーンと、西はノルウェーと接しています。また、南はアリエプローグおよびアーヴィズヤールと、北はイェリヴァーレと隣接しています。ヨックモックの北部地域の多くは、ユネスコの世界遺産に登録されているラポニア地域に含まれています。ラポニア地域は、先住民族サーミの文化と自然が保護されている地域として知られています。ヨックモックには、サーレク国立公園の他に、パディエランタ国立公園やストーラ・ショーファレット国立公園といった国立公園があります。

主な都市

ヨックモック: コミューンの中心地であり、400年以上の歴史をもつヨックモック・ウィンター・マーケットという祭りで知られています。この祭りは、サーミの文化や手工芸品に触れることができる機会として、多くの観光客を集めています。
ポルユス: 北極線から60キロメートルほど北に位置し、オーロラ観測地として知られています。付近にはストゥーラ・ルーレ湖があります。
* クビックヨック: ラップランド地方で最も長い歴史をもつ集落の1つであり、木造のクビックヨック教会があることでも知られています。

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