ヨハンナ・ラーション

ヨハンナ・ラーション

ヨハンナ・ラーション（Johanna Larsson）は、1988年8月17日生まれのスウェーデン・ボルデン出身の女子プロテニス選手です。彼女はWTAツアーにおいて、シングルスで2勝、ダブルスで14勝を達成する実績を誇ります。自己最高ランキングはシングルス45位、ダブルスでは20位に達しました。身長は174cmで体重は66kg、利き手は右、バックハンドは両手打ちです。

来歴

ラーションは5歳の時にテニスを始め、2006年にプロに転向しました。彼女が4大大会に初めて出場したのは2010年の全仏オープンで、以降、シングルスでは2014年全仏オープン、2014年全米オープン、2016年全米オープンにおいて3回戦に進出したのが最高成績です。

彼女のキャリアで特に注目された瞬間は、2015年7月に地元ボースタード大会でモナ・バルテルを相手に6–3、7–6(2)で勝利し、WTAシングルスツアー初優勝を果たしたことです。この成功は、彼女にとってプロ選手としてのキャリアの大きな転機となりました。

2016年にはリオデジャネイロオリンピックに出場しましたが、シングルスの初戦でフランスのアリーゼ・コルネに敗れ、早々に大会を去る結果となりました。ダブルスではオランダのキキ・ベルテンスとペアを組み、WTAツアーで9勝を上げるなど、成功を収めました。彼女たちは2015年の全豪オープンと2016年の全仏オープンでベスト8に進出するなど、ダブルスでも輝かしい成果を残しています。

さらに、2017年にはWTAファイナルに出場し、決勝でティメア・バボシュ＆アンドレア・フラバーチコバ組に惜しくも敗れ、準優勝の成績を収めました。2019年の全仏オープンではキルステン・フリプケンスとのペアで女子ダブルスに臨み、自己最高のベスト4に進出しました。

ラーションは2020年2月に31歳で現役引退を発表し、長いキャリアを全うしました。また、2017年9月には自身がレズビアンであることを公表し、多くの女性アスリートに勇気を与える存在となりました。

WTAツアー決勝進出結果

• - シングルス: 5回（2勝3敗）
• - ダブルス: 23回（14勝9敗）

4大大会シングルス成績

外部リンク

• - ヨハンナ・ラーション - WTAツアーのプロフィール（英語）
• - ヨハンナ・ラーション - ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール（英語）
• - ヨハンナ・ラーション - 国際テニス連盟

このように、ヨハンナ・ラーションはそのキャリアを通じて、数多くの成功と挑戦に満ちた選手でした。

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