ヨーロッパ文化遺産の日

ヨーロッパ文化遺産の日は、「Europe: a common heritage（ヨーロッパ：共通の遺産）」をモットーに、50カ国が参加する欧州評議会と欧州委員会の合同イベントです。

概要

毎年9月の第3週の週末に開催され、普段は入ることができない歴史的な施設や美術館などを見学できる特別な機会です。通常は入場料がかかる施設も、この期間中は無料になったり、割引されたりします。フランスでは、1万5000を超える歴史的建造物が公開されます。

歴史

1984年、フランスで文化大臣が「La Journée Portes Ouvertes（ドアを開ける日）」を提唱し、フランス文化財の日（Journées Du Patrimoine）が始まりました。
1985年10月3日、スペインのグラナダで開催された第2回ヨーロッパ建造物遺産担当大臣会議で、フランスの文化大臣ジャック・ラングが「ヨーロッパ文化遺産の日」を提唱しました。
1987年、オランダの「Open Monumentendag」を皮切りに、徐々に参加国が増えていきました。
1991年には、EUがサポートし、欧州評議会の主導でイベントの開催が推進され、2010年には50カ国が参加するまでに拡大しました。

参加国と名称

以下は、ヨーロッパ文化遺産の日に参加している国と、それぞれの国でのイベント名です。

アンドラ: Jornades europees del patrimoni
オーストリア: Tag Des Denkmals
ベルギー:
ブリュッセル: Journées du patrimoine à Bruxelles / Open Monumentendagen in Brussel
フランドル: Open Monumentendag Vlaanderen
ワロニア: Journées du patrimoine en Wallonie
フランス: Journées européennes du patrimoine
ドイツ: Tag des offenen Denkmals
アイルランド: Heritage Week
イタリア: Giornate Europee del Patrimonio
ラトビア: Eiropas kultūras mantojuma dienas
オランダ: Open Monumentendag
ポーランド: Europejskie Dni Dziedzictwa
ポルトガル: Jornadas Europeias do Património
スペイン: Las Jornadas Europeas de Patrimonio
イギリス:
イングランド: Heritage Open Days , Open House London
スコットランド: Doors Open Days
ウェールズ: Open Doors Days (ウェールズ語: Drysau Agored)
北アイルランド: European Heritage Open Days
スイス: Europäischer Tag des Denkmals

関連情報

世界遺産
開帳

外部リンク

European Heritage Days

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