ライアン・デ・フリース

ライアン・デ・フリース (Ryan De Vries)

ライアン・デ・フリースは、1991年9月14日に南アフリカ共和国ケープタウンで生まれたプロサッカー選手であり、現在ニュージーランド代表としても活動しています。彼は主にフォワード（FW）としてプレーしており、サッカーキャリアにおいて多くのクラブでその才能を発揮してきました。

来歴

彼は2008年に家族と共にニュージーランドのオークランドへ移住し、その後高校や地方リーグでサッカーを始めました。2010年にはワイタケレ・ユナイテッドに加入し、チームの主力選手として活躍。ワイタケレでは国内リーグで4連覇を達成し、デ・フリースはその中心メンバーとして貢献しました。

2013年にはライバルチームのオークランド・シティFCへ移籍し、そこでの活躍が目立ちます。オークランドではFIFAクラブワールドカップに5大会連続で選出され、特に2014年の大会ではクルス・アスルとの3位決定戦で先制ゴールを挙げ、チームを3位入賞に導きました。なお、ニュージーランドの多くの選手がセミプロとして他の職業を持ちながらプレーしており、デ・フリースもオークランド在籍中はフルタイムで仕事をしながらサッカーを続けていました。

2015年にはニュージーランド代表に招集され、5月には韓国代表との親善試合に出場。彼の代表としてのデビューは多くのサッカーファンに印象を残しました。

その後、2018年に日本のFC岐阜に加入し、背番号10を背負ってJ2リーグでのプレーを開始しました。デビューシーズンの第25節に当たるカマタマーレ讃岐戦では、見事にJリーグ初ゴールを記録します。

2019年8月4日、J2リーグ第26節のV・ファーレン長崎戦にて、デ・フリースはこの試合の3点目となる追加点を挙げ、この得点はJ2リーグ通算18,500得点目として記録されました。その偉業は長い歴史の中で特別な意味を持つものとなりました。

しかし、2020年1月には契約満了による退団が発表され、同年2月にアイルランドのスライゴ・ローヴァーズFCに加入しました。彼のキャリアは、新天地で新しい挑戦を続けています。

所属クラブ

• - 2010年 - 2013年: ワイタケレ・ユナイテッド
• - 2013年 - 2017年: オークランド・シティFC
• - 2014年・2015年: ベントリー・グリーンズSC
• - 2018年 - 2019年: FC岐阜
• - 2020年 - 現在: スライゴ・ローヴァーズFC

個人成績

彼のJリーグ初出場は2018年3月11日に行われた、J2リーグ第3節においてジェフユナイテッド千葉との対戦です。この試合をきっかけに、デ・フリースは日本のサッカーシーンにおいても存在感を示し続けています。

ライアン・デ・フリースのプロサッカー選手としての足跡は、多くのプレイヤーやサポーターに影響を与えるものとなっており、今後の活躍にも期待が寄せられています。

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