シングル「ライオン」についての詳細
「ライオン」は、
2010年3月10日にリリースされた遊助の4枚目の
シングルです。本作は、前作「いちょう」から約4ヵ月ぶりのリリースとなります。興味深いことに、これまでの
シングルではすべて花の名前がタイトルに使われていましたが、「ライオン」は初めて花以外のタイトルを持つことになります。それでも、作品のテーマとしては「黄色」に関連付けられています。
発売形態には、初回生産限定盤(CD+DVD付き)と通常盤の2種類があります。初回盤には格言カードが3種類の中から1枚封入されています。これまでのリリースでは、初回生産限定盤と通常盤で異なるジャケットが使用されていたのに対し、本作では同じデザインが採用されており、遊助自身がジャケットに登場していないのも初めての試みです。
2010年の遊助のテーマは「夢」であり、「ライオン」は、実らない恋を理解しつつも後ろ向きにならずに夢を諦めない少年の姿を描いたラブソングです。遊助は、自身のブログでこの曲について、まるで「ポスト」の視点から感情を込めて書いたと述べています。
この
シングルの
ミュージック・ビデオは、遊助が新たに監督を務め、彼の共演者である
松川尚瑠輝と
足立梨花が出演しました。成人してからの夢や恋の形を映し出すこの映像は、曲の内容をさらに引き立てるものとなっています。
また、シークレットトラックとして収録されている「鰯と卵の親子丼」は元々、遊助がテレビ番組「ペケ×ポン3時間SP」に出演中、全問不正解という珍しい状況に見舞われた際に、
くりぃむしちゅーの
有田哲平から提案されたことをきっかけに制作された楽曲です。この曲は、
2010年3月26日の放送にて披露され、短い時間ではありましたが、そのユニークな内容で視聴者の興味を惹きました。ただし、MC陣からの反応が芳しくなかったため、本人に課せられた条件として、次回は歌の長さを5分前後にし、すべて関西弁で、しかも歌詞中に「宮根」という言葉を含めるよう指示されました。
ミュージックビデオの撮影は
新潟県内で行われ、特に
長岡市立寺泊中学校や法崎ニュータウン、古町商店街などがロケ地として選ばれました。これにより、リアルな情景を背景にした映像が完成し、視聴者に深みを与えました。
CDの詳細
- - 初回生産限定盤:1785円(CD+DVD+特殊紙ジャケット仕様)
- - 通常盤:1223円(CD+初回生産分のみ格言カード収録)
収録内容
通常盤
作詞・作曲:遊助
編曲:CUBE JUICE
CMソング(
マルコメ『らくらく液みそ』)
作詞・作曲:遊助
編曲:
CHOKKAKU
作詞・作曲:遊助
編曲:原広明
CMソング(
マルコメ『液みそ 絶品の味』)
- - ライオン -instrumental-
- - 鰯と卵の親子丼(シークレットトラック)
初回生産限定盤
- - CDには通常盤の内容に加え、DVDには「ライオン」のミュージックビデオやエンドロールが収録されています。
本作は、夢を持ちながらも恋愛の葛藤を描いた内容で、多くのファンに支持され続けています。