ライカム

ライカムとは

ライカム（RyCom）は、かつて琉球米軍司令部（Ryukyu Command headquarters）の通称として使われていた言葉です。現在では、沖縄県中頭郡北中城村の地名として知られています。

俗称としてのライカム

ライカムは、もともと司令部があった周辺エリアを指す俗称地名でした。具体的には、従来の島袋、比嘉、屋宜原、仲順の4つの字と、その一部から新たに分割され、俗称地名が正式化された字ライカムを含む地域を指します。この地域には、「ライカム交差点」や「ライカム坂」といった地名が今も残っています。

行政地名としてのライカム

「字ライカム」は、行政上の正式な地名であり、上記の俗称地名に由来します。イオンモール沖縄ライカムとその周辺の開発に伴い、2019年9月7日に島袋、比嘉、屋宜原、仲順の4つの字の一部を分割して新設されました。また、泡瀬ゴルフ場廃止後の土地区画整理事業で用いられていた住所「アワセ土地区画整理事業区域内4街区」も「ライカム」に変更されました。

ライカムに関連する事柄

ライカム坂トラック転覆事故：1947年に発生した交通事故。
イオンモール沖縄ライカム：2015年4月に開業したショッピングセンター。建設予定地がライカムの範囲内であり、ライカム交差点に隣接することから名付けられました。
RYCOME（ライカム）：沖縄のポップ・ユニット。ma-mi（マーミ）をフィーチャーしています。
写真集「ライカム」：向井理を撮影した大野和香奈の写真集。撮影時の宿舎が北中城村の「ライカム・ホテル」であったことと、逆読みすると「ムカイラ（向井ら）」となることが題名の由来とされています。
* Leikam：ドイツ語圏の姓。


ライカムという地名は、その歴史的背景と、現代の商業施設や文化的な活動を通じて、沖縄の人々の生活に深く根付いています。

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