ライズ・アゲインスト

ライズ・アゲインスト (Rise Against) 徹底解説

ライズ・アゲインストは、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴで結成されたメロコアバンドです。1999年の結成以来、メンバーチェンジを繰り返しながらも、その音楽性とメッセージ性の強い歌詞で、世界中のファンを魅了し続けています。2011年にはアルバム『Endgame』がビルボードアルバムチャートで初登場2位を記録するなど、メロコアシーンにおいて確固たる地位を築いています。

バンドの歴史

ライズ・アゲインストは、1999年に「88 Fingers Louie」と「Baxter」というバンドに在籍していたメンバーを中心に結成されました。当初のバンド名は「トランジスター・レヴォルト (Transistor Revolt)」であり、ファーストEPをレコーディングしましたが、ドラマーの脱退を経て、ブランドン・バーンズが加入し、バンド名も現在の「ライズ・アゲインスト」へと変更されました。

2001年にファースト・アルバム『The Unraveling』をリリース。その後もギタリストの交代がありましたが、2003年にはセカンド・アルバム『Revolutions per Minute』をリリースし、徐々にその名を知られるようになりました。

2004年にはメジャーレーベルのゲフィン・レコードと契約。しかし、メンバーチェンジがありながらも、同年にはサード・アルバム『サイレン・ソング・オブ・ザ・カウンター・カルチャー』をリリースし、ビルボードアルバムチャートに初登場を果たしました。

その後も、アルバムのリリースとメンバーチェンジを繰り返しながら、着実に人気を高めていきました。2006年の『The Sufferer & the Witness』ではビルボードアルバムチャートで10位を記録。2008年の『アピール・トゥ・リーズン』では3位、そして2011年の『Endgame』では2位を獲得し、バンドとして最高の成績を収めました。

2013年には、コンピレーション・アルバム『Long Forgotten Songs: B-Sides & Covers (2000–2013)』をリリース。過去のシングルB面曲やカバー曲、レア音源などを収録し、ファンを喜ばせました。

メンバー

現在のメンバー

ティム・マキルラス (Tim McIlrath) – ボーカル (1999年– )、ギター (2002年– )
ジョー・プリシンペ (Joe Principe) – ベース、バック・ボーカル (1999年– )
ブランドン・バーンズ (Brandon Barnes) – ドラム、パーカッション (2000年– )
ザック・ブレア (Zach Blair) – ギター、バック・ボーカル (2007年– )

過去のメンバー

ダン・レクリンスキー (Dan Wleklinski) – ギター、バック・ボーカル (1999年–2001年)
ケヴィン・ホワイト (Kevin White) – ギター、バック・ボーカル (1999年–2000年, 2001年–2002年)
トニー・ティンタリー (Tony Tintari) – ドラム、パーカッション (1999年–2000年)
トッド・モーニー (Todd Mohney) – ギター、バック・ボーカル (2002年–2004年)
クリス・チェッセ (Chris Chasse) – ギター、バック・ボーカル (2004年–2007年)

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

(省略)

EP

Transistor Revolt (2000年)
This Is Noise (2007年)
Rise Against / Anti-Flag (2009年)
Rise Against 7" (2009年)
Grammatizator (2009年)
Join the Ranks (2011年)
Rise Against / Face to Face (2011年)
Satellite EP (2012年)
Live From The Honda Center (2013年)
Nowhere Sessions (2021年)
Nowhere Generation II (2022年)

ライズ・アゲインストは、その音楽性だけでなく、社会問題に対する積極的な発言でも知られています。彼らの音楽は、単なるエンターテイメントにとどまらず、聴く人にメッセージを伝え、行動を促す力を持っています。これからも、彼らの音楽活動から目が離せません。

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