ライフ・イン・トウキョウ

ライフ・イン・トウキョウ

『ライフ・イン・トウキョウ』は、イギリスのバンドジャパンが1979年に発表した楽曲であり、音楽プロデューサーのジョルジオ・モロダーとの共同制作によるものです。この曲は、ディスコ音楽の潮流に乗りながらも、ジャパンのサウンドに新たな方向性を示す作品となっています。作詞と作曲はモロダーとバンドのボーカリスト、デヴィッド・シルヴィアンの共同作業によって生まれました。

制作背景

『ライフ・イン・トウキョウ』は、ジョルジオ・モロダーらしいエレクトロニック・ディスコのスタイルが特徴で、彼の作品でよく聴かれるシンセサイザーによるアルペジオは、このトラックでも随所に使用されています。実際、モロダーはドナ・サマーやミューニック・マシンといったアーティストとのコラボレーションで確立されたサウンドの持ち主であり、この曲もその流れを汲んでいます。

発売とリリースの経緯

楽曲は1979年に7インチおよび12インチのシングルとしてリリースされましたが、残念ながら当時はイギリスでヒットすることはありませんでした。シングルの12インチ版にはより長いバージョンが収録されており、モロダー特有のディスコ・スタイルを反映したものとなっています。その後、ジャパンは1980年にアルバム『孤独な影 (Gentlemen Take Polaroids)』をリリースし、僅かではありますが成功を収めました。

1981年の初頭には、この曲が再度シングルとして発表され、B面には「ヨーロピアン・サン (European Son)」が収録されましたが、やはりヒットには至りませんでした。1982年10月には、ジャパンがアルバム『錻力の太鼓 (Tin Drum)』やそれに続くシングル「ゴウズツ (Ghosts)」、「カントニーズ・ボーイ (Cantonese Boy)」で成功を収めた後、再び「ライフ・イン・トウキョウ」のシングルがリリースされました。この新たなリリースは、ようやく全英シングル・チャートで最高28位まで上昇し、曲は広く知られることとなりました。

メンバーたちもこの曲の再リリースに尽力し、シルヴィアンはスリーブのデザインを担当しました。リリースされたシングルには、「ライフ・イン・トウキョウ」が両面に収められ、12インチ版には新たなリミックスが追加されました。特にB面に収められた「Life In Tokyo Theme」は、通常の回転数ではなく78回転で再生することで正しく聴こえるという工夫が施されています。

トラックリスト

• - **UK 7

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