ライブ・ネイション

ライブネーション・エンタテインメントの概要

ライブネーション・エンタテインメント（Live Nation Entertainment）は、アメリカのカリフォルニア州ビバリーヒルズを拠点とする、世界で最も影響力のあるライブ・エンターテイメント企業です。2010年、コンサートプロモーターとして知られるLive Nationと、人気のチケット販売プラットフォームであるTicketmasterが統合され、この会社が誕生しました。この統合により、様々なサービスを提供し、エンターテイメント業界において重要な存在となっています。

事業内容

ライブネーション・エンタテインメントは、主に以下の4つの部門で運営されています。まず、コンサート部門であるLive Nation Concertsでは、数多くのアーティストのコンサートを開催しています。次に、チケット販売を行うTicketmaster.comは、世界中のイベントにアクセスできる重要なプラットフォームです。さらに、Artist Nationというアーティスト・マネジメント部門を通じて、さまざまなアーティストのキャリアを支援しています。そして、Live Nation Media・Sponsorshipでは、広告やスポンサー事業に関する取り組みが行われており、これらの統合的なサービスを通じて、2億人を超える消費者とのリーチを確保し、800以上のスポンサー関連企業への支援を行っています。

施設とイベント

また、ライブネーション・エンタテインメントは著名なコンサートホールやイベント会場の保有、運営も行っており、「The Fillmore」（サンフランシスコ）や「the Hollywood Palladium」（ロサンゼルス）など、139の会場を管理しています。これにより、多彩な音楽イベントやフェスティバルを世界各地で実施可能となっています。

歴史的な背景

この企業の歴史は、2005年にClear Channel Communicationsのエンターテイメント部門からスピンオフして設立されたLive Nationに始まります。創業者であるマイケル・ラピーノは、CEOとして会社の成長を牽引しました。2006年にはハウス・オブ・ブルースを買収し、2007年にはマドンナとの10年契約を締結。2008年にはU2と12年契約を結び、さらには音楽業界の他のポジションも強化していきました。2010年にはLive NationとTicketmasterの統合が承認され、現在のライブネーション・エンタテインメントが誕生しました。

その後も、様々な企業を買収し、イベントやプロモーションの領域を拡大していきます。2012年には日本に進出し、Live Nation Japanを設立、2014年にクリエイティブマン・プロダクションを完全子会社化しました。

2020年には、Live Nation Japanの社長に生田慶一郎が就任し、日本市場での活動が強化されています。

日本での活動

日本での具体的な活動としては、2012年5月にさいたまスーパーアリーナで開催されたレディー・ガガの「The Born This Way Ball」が挙げられます。このイベントをきっかけに、日本でのエンターテイメント活動が本格化します。その後も怒涛の展開が続き、2019年には有明アリーナの運営に携わる特別目的会社に出資するなど、日本における存在感を確立しています。

このように、ライブネーション・エンタテインメントは、グローバルに展開するエンターテイメント企業として、常に新しい挑戦を続けています。公式サイトでは、最新の情報やイベント情報が掲載されているので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。

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