ライヴ・イン・カワサキ 2010

『ライヴ・イン・カワサキ 2010』は、イギリスのロックバンド、ユーライア・ヒープが2010年に行った日本公演の模様を収録したライブアルバムです。原題は『Official Bootleg Series Vol. 3: Live in Kawazaki, Japan 2010』で、2011年3月に海外でリリースされました。

2013年には、長年バンドを支えたベーシスト、トレヴァー・ボルダーの逝去を悼み、追悼盤として日本国内盤がリリースされました。このアルバムは、ユーライア・ヒープにとって3回目となる日本公演の記録であり、特に注目すべきは、彼らの代表作の一つである1972年発表のアルバム『悪魔と魔法使い』を完全再現している点です。

さらに、ホワイトスネイクのギタリストとして知られるミッキー・ムーディが特別ゲストとして参加し、スライドギターを披露しています。彼のブルージーな演奏が、ユーライア・ヒープの楽曲に新たな彩りを加えています。

日本盤にはボーナストラックとして、2011年3月19日にスイスで行われた公演からの2曲が収録されています。これにより、アルバム全体の聴き応えがさらに増しています。

アルバムに参加したメンバーは以下の通りです。

バーニー・ショウ (ボーカル)
ミック・ボックス (ギター)
トレヴァー・ボルダー (ベース)
ラッセル・ギルブルック (ドラムス)
フィル・ランゾン (キーボード)
ミッキー・ムーディ (スライド・ギター)

『ライヴ・イン・カワサキ 2010』は、ユーライア・ヒープの往年の名曲から近年の楽曲まで、幅広いレパートリーを網羅した、ファン必携のライブアルバムと言えるでしょう。特に『悪魔と魔法使い』完全再現は、長年のファンにとっては感涙もの。ミッキー・ムーディの参加も、聴き逃せないポイントです。トレヴァー・ボルダーへの追悼の意も込められた、価値ある一枚です。

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