ラグビーポルトガル代表

ラグビーポルトガル代表

ラグビーポルトガル代表は、ポルトガルラグビー連盟によって組織される、ポルトガルの男子ラグビーユニオンナショナルチームです。チームの愛称は「オス・ロボス（Os Lobos）」。これはポルトガル語で「オオカミたち」を意味し、その名の通り、粘り強く勇敢なプレーをチームの象徴としています。

歴史と主な戦績

ポルトガル代表が初めて国際舞台に立ったのは、1935年4月13日に行われたスペイン代表とのテストマッチでした。以来、欧州におけるラグビーの発展と共に歩みを進めてきました。

特に記憶に残る戦績としては、2003-2004シーズンのヨーロッパインターナショナルチャンピオンシップ（当時のティア2クラスの大会）での優勝が挙げられます。これはチームにとって大きな成功体験となりました。

ラグビーワールドカップへの挑戦

長年のワールドカップ出場を目指す挑戦が実を結んだのは、2007年のフランス大会でした。地区予選を勝ち抜き、プレーオフでモロッコ、ウルグアイといった強豪を下して、悲願の初出場を果たしました。

初出場の2007年大会では、ニュージーランド、スコットランド、イタリア、ルーマニアといった格上チームと同組となり、惜しくもプール戦全敗という結果に終わりました。しかし、世界のトップレベルと戦う貴重な経験を得ました。

その後、ワールドカップ出場からは遠ざかりますが、チームは着実に力をつけました。そして、2023年のフランス大会に向けた最終予選では見事な戦いを見せ、首位通過を果たし、16年ぶりとなるワールドカップ出場権を獲得しました。

2023年の本大会では再び世界の強豪と相まみえましたが、プール戦の最終戦で歴史を創りました。強豪フィジー代表を相手に白熱した攻防を繰り広げ、24対23という僅差で勝利を収めたのです。これはポルトガル代表にとって、そして同国のラグビー界にとって、ワールドカップにおける記念すべき初勝利となりました。惜しくもプール戦突破はなりませんでしたが、この勝利はチームのポテンシャルと今後の期待を強く印象付けるものでした。

日本代表との対戦

近年、日本代表との交流も生まれました。2021年11月13日、コインブラにて日本代表と初めてテストマッチを行いました。結果は25対38で敗れはしましたが、強豪日本代表に対し果敢に挑み、随所に善戦を見せました。

チーム体制（2025年2月3日現在）

ヘッドコーチ: シモン・マニックス
キャプテン: トマス・アップルトン

ワールドカップ出場記録

ポルトガル代表のラグビーワールドカップにおける主な成績は以下の通りです。

1987年 - 不参加
1991年 - 地区予選敗退
1995年 - 地区予選敗退
1999年 - 地区予選敗退
2003年 - 地区予選敗退
2007年 - プール戦敗退
2011年 - 地区予選敗退
2015年 - 地区予選敗退
2019年 - 地区予選敗退
2023年 - プール戦敗退（フィジーから歴史的初勝利）
2027年 - 本大会出場決定

ポルトガル代表は、ワールドラグビーランキングにおいて変動はありますが、常に上位ティアのチームを目指し、国際舞台でのさらなる活躍を目指しています。

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関連情報として、7人制ラグビー男子ポルトガル代表やポルトガルラグビー協会に関する情報も参照できます。*

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