ラグビーワールドカップ1995

ラグビーワールドカップ1995

1995年5月25日から6月24日まで南アフリカで実施された第3回ラグビーワールドカップは、特に注目される大会となりました。アパルトヘイト政策の影響で長らく国際大会から除外されていた南アフリカは、この大会で初めて開催国として出場し、さらには見事に優勝を手にしました。

予選

この大会では、開催国の南アフリカと前回大会のベスト8チームが予選を免除されており、残りの出場枠は各大陸に割り当てられました。具体的には、次のように枠が設定されました。

• - アジア: 1
• - オセアニア: 1
• - アフリカ: 1
• - アメリカ大陸: 1
• - ヨーロッパ: 3

大陸予選の詳細

アジア予選

1994年に開催されたアジアラグビーフットボール大会で日本が優勝し、この大会への出場権を獲得しました。他の競技者、台湾、マレーシア、スリランカ、韓国、香港、タイ、シンガポールは出場権を逃しました。

オセアニア予選

オセアニアでは、フィジーとトンガが対戦しました。トンガが2戦合計34-26で勝利し、本大会への出場権を確保しました。

アフリカ予選

1次予選を通過した4チームが参加し、総当たりのリーグ戦で上位1チームが本大会に進出することになっていました。コートジボワールが出場権を得ました。

アメリカ大陸予選

南米ラグビー選手権を制したアルゼンチンが出場権を獲得し、バミューダとの対戦でも連勝を収めました。ウルグアイ、パラグアイ、チリは、予選を通過できませんでした。

ヨーロッパ予選

1次予選を通過した8チームとウェールズの合計9チームで構成され、リーグ戦が行われました。その結果、ウェールズ、イタリア、ルーマニアが本大会に進出しました。

出場チームの構成

大会はプールステージと決勝トーナメントに分かれ、各プールごとに競い合いました。プールA、B、C、Dに各チームが分かれ、最終的に強豪国が決勝トーナメントに進出しました。

日本代表の戦績

日本代表はC組に所属し、ウェールズ、アイルランド、ニュージーランドと対戦しました。しかし、残念ながら3戦全敗に終わりました。特にニュージーランドとの試合では、17-145という衝撃的なスコアで敗れ、これは日本代表にとっての最大得点差による敗戦記録となりました。この試合は「ブルームフォンテーンの悪夢」として語り継がれ、多くのメディアによって報道されました。

映画『インビクタス/負けざる者たち|インビクタス_負けざる者たち』には、マンデラ大統領がニュージーランドの145得点を耳にし、驚くシーンが描かれています。

まとめ

1995年のラグビーワールドカップは、南アフリカのスポーツ界における重要な歴史的瞬間を象徴する大会でした。初開催にして初優勝を成し遂げた南アフリカの快挙は、国際的なラグビーの舞台における新たなスタートを示しました。

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