ラサ・シガツェ鉄道

ラサ・シガツェ鉄道

ラサ・シガツェ鉄道は、中華人民共和国チベット自治区の首都ラサと第二の都市シガツェを結ぶ全長251kmの鉄道路線です。2014年8月16日に運行を開始し、チベットの主要都市間を結ぶ重要な交通手段となっています。

路線概要

この路線は、青蔵鉄道のラサ駅を起点とし、ラサ川沿いを南に進み、その後ヤルンツァンポ川に沿って西へ進みます。途中、ヤルツァンポ大峡谷を跨ぎ、終点のシガツェ駅へと至ります。全線には14の駅が設置されており、最高速度は120km/hで運行されています。

ラサからシガツェまでの所要時間は約3時間で、片道運賃は40元です。1日に1便運行されており、沿線の住民や観光客にとって利便性の高い移動手段となっています。

将来計画

2020年までに、鉄道はシガツェからネパール国境に近いキドン県まで延伸する計画がありました。さらに、2018年6月にはネパールの首相が訪中し、シガツェとカトマンズを結ぶ鉄道建設で中国と合意したと報じられています。これにより、チベットとネパール間の経済交流や人の移動がさらに活発になることが期待されています。

駅一覧

ラサ駅
協栄駅
シガツェ駅
その他、未開業の駅を含む14駅

駅名欄の背景色が■で、駅名が斜体字で表示されている駅は未開業の駅であることを示しています。

座標

ラサ駅：北緯29.625度、東経91.068611度
協栄駅：北緯29.3914度、東経90.9161度
シガツェ駅：北緯29.223333度、東経88.911944度
ニャラム県：北緯28.546389度、東経86.074722度（ネパール方面）
コダリ峠：北緯27.9735度、東経85.9628度（ネパール方面）
カトマンズ：北緯27.7度、東経85.333333度（ネパール方面）

これらの座標は、各駅や関連地点の位置を地理的に示しており、鉄道のルートや延伸計画を理解する上で役立ちます。特に、ネパール方面の座標は、将来の国際鉄道網の可能性を示唆しています。

ラサ・シガツェ鉄道は、チベット自治区の発展に大きく貢献しており、今後の延伸計画によって、さらなる地域連携の促進が期待されます。

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