ラシャード・タッカー

ラシャード・タッカーは、1975年1月12日にアメリカ合衆国イリノイ州で生まれたプロバスケットボール選手です。身長202cm、体重102kgで、ポジションはフォワードを務めていました。

サウザンイリノイ大学卒業後、プロとしてのキャリアをスタートさせ、ベルギーやギリシャのプロリーグで経験を積みました。2000年からはCBA（コンチネンタル・バスケットボール・アソシエーション）のロックフォード・ライトニングに所属し、アメリカ国内でのプレーを続けました。

2001年にはベネズエラリーグを経て、日本のアイシンシーホース（現：シーホース三河）に加入しました。当時のオールジャパン（全日本総合バスケットボール選手権大会）は外国人選手の出場が禁止されていたため、優勝には貢献できませんでしたが、スーパーリーグ（日本リーグ）ではプレーオフ進出に貢献しました。

その後、再びCBAに戻り、ドイツリーグでのプレーを経て、2003-04シーズン途中からはオーストラリアのNBL（ナショナル・バスケットボール・リーグ）に移籍しました。NBLでは、ブリスベン・バレッツ、ハンター・パイレーツ、メルボルン・タイガースの3チームに在籍し、メルボルン・タイガースでは2005-06シーズンの優勝に大きく貢献しました。

2008年には、日本の仙台89ERS（現：仙台89ERS）に入団しました。しかし、平均11得点と得点力は期待されたものの、3ポイントシュート成功率が15％と伸び悩み、退場を5回記録するなど、期待に応えることができず、2009年1月に契約解除となりました。

ラシャード・タッカーは、アメリカ国外の様々なリーグでプレーした経験豊富な選手であり、特にオーストラリアNBLでの優勝経験は、彼のキャリアにおけるハイライトと言えるでしょう。日本でのプレーは短期間に終わりましたが、その存在感は日本のバスケットボールファンにも記憶されています。

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