ラズベリーの風

『ラズベリーの風』について

『ラズベリーの風』は、1986年4月21日に発売された荻野目洋子の4枚目のオリジナルアルバムであり、ビクター音楽産業からリリースされました。このアルバムは、彼女の音楽キャリアにおいて重要な役割を果たしており、その収録曲には多くの魅力的な楽曲が収められています。

特に注目すべきは、アルバム収録のシングル「フラミンゴ in パラダイス」であり、これは彼女の8枚目のシングルとしても大ヒットを記録しました。アルバムジャケットには「Raspberry Wind」という題名が英語表記されており、音楽の内容に期待感を与えています。

楽曲についても多彩な作曲家たちが参加しており、久保田利伸や高中正義、杉真理、大沢誉志幸といった著名なアーティストが名前を連ねています。これにより、アルバム全体がバラエティに富んだ音楽スタイルで構成されています。特に、バラードからアップテンポの曲まで幅広いジャンルが取り入れられており、リスナーを飽きさせません。

アルバムに収録されている曲の中には、アニメ『バリバリ伝説』の主題歌となった「スロープに天気雨」や、CMソングとしても使われた「ビーチボーイズを止めないで」など、彼女の代表的な楽曲が多数存在します。また、M-10の「真夜中のストレンジャー」は、今でもライブなどで盛り上がる人気の曲となっています。

さらに、CD版にはボーナストラックが収録されており、7枚目のシングル「ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)」の特別な英語バージョンが含まれています。このように、アルバムはオリジナルバージョンだけでなく、特別にアレンジされた楽曲も楽しむことができる点が魅力です。

その後、2010年3月24日にはデビュー25周年を記念して再発盤がリリースされ、「ラズベリーの風 +5」というタイトルで、さらなるボーナストラックが追加されました。これにより、オリジナル盤には収録されなかった「ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)」や、シングル・バージョンの「フラミンゴ in パラダイス」など、多くの楽曲が追加されました。

このように『ラズベリーの風』は、荻野目洋子の音楽キャリアにおいて特別な位置を占めるアルバムであり、彼女のファンにとっては貴重な作品となっています。どの楽曲も魅力的で聴きごたえがありますので、ぜひ一度聴いてみることをお勧めします。

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