ラタトゥイユ:ジ・アドベンチャー

ラタトゥイユ:ジ・アドベンチャー (Ratatouille: The Adventure)

世界各地のディズニーパークに設置されている人気アトラクションの一つです。ピクサー・アニメーション・スタジオ製作の長編映画『レミーのおいしいレストラン』をテーマにしており、ゲストは主人公のネズミ、レミーと一緒に、パリにある有名なレストラン「グストー」の活気あふれる厨房を舞台にした冒険に出かけます。

アトラクション概要

このアトラクションの最大の特徴は、ゲスト自身がレミーと同じネズミのサイズになって物語を体験できる点にあります。ゲストは複数人乗りの可愛らしいネズミ型ライドに乗り込み、レミーの仲間として冒険に参加します。ネズミ目線での体験を提供するため、セットや小道具は全て巨大に作られており、まるで自分が小さくなったかのような錯覚に陥ります。

体験は3D映像と特殊効果を駆使して行われます。ゲストは専用の3Dメガネを着用し、巨大なスクリーンに映し出される映像に合わせてライドがダイナミックに連動することで、臨場感あふれる没入体験が得られます。熱いオーブンから吹き出す熱気や、シャンパンの泡、突然現れるネズミ取りなど、五感を刺激する様々な仕掛けがゲストを待ち受けています。

ライドシステムには、レールを使用しない特殊なシステムが採用されています。これにより、ライドは単に決まったコースを進むだけでなく、その場で回転したり、予期せぬ方向に斜め移動したり、後退したりと、自由自在な動きが可能となっています。このシステムは、東京ディズニーランドの「プーさんのハニーハント」などでも使用されており、ストーリー展開に合わせて多様な動きをすることで、予測不能で楽しい体験を生み出しています。

設置パーク

「ラタトゥイユ:ジ・アドベンチャー」は、以下のディズニーパークに設置されています。

ウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク (フランス、ディズニーランド・パリ)
エプコット (アメリカ合衆国、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート)

特にエプコットに導入されたバージョンは、「レミーのラタトゥイユ・アドベンチャー (Remy’s Ratatouille Adventure)」という名称で親しまれています。このエプコット版は、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート50周年を記念するプロジェクトの一環として、ワールド・ショーケースの一部であるフランス館エリアに建設されました。当初は2020年夏のオープンが予定されていましたが、世界的なパンデミックの影響により延期され、その後2021年10月1日に正式にオープンしました。

ネズミサイズの視点で繰り広げられるキッチンの大冒険は、子供から大人まで幅広い層のゲストに愛されており、各パークで人気の高いアトラクションとなっています。

もう一度検索