ラチェット&クランク5 激突!ドデカ銀河のミリミリ軍団

『ラチェット＆クランク5 激突！ドデカ銀河のミリミリ軍団』

2007年6月28日に発売された本作は、PlayStation Portable向けにリリースされたラチェット＆クランクシリーズの第5作です。シリーズ初のポータブルデバイスへの移植作として注目を集め、開発はインソムニアックゲームズの子会社であるハイインパクトゲームズが担当しました。これにより、従来のインソムニアックゲームズによる開発からの変化が見受けられます。

また、2008年7月3日にはPlayStation 2への移植版も登場し、ソニー・コンピュータエンタテインメントによる日本市場向けの最後の新作ソフトとなりました。

ストーリー展開

物語は、惑星ポクタルにあるリゾート地で、ラチェットとクランクがバカンスを楽しんでいる場面から始まります。彼らは無邪気な少女ルナと出会い、ラチェットがヒーローらしい写真を撮影することになります。しかし、突然現れた謎のロボット軍団がルナをさらってしまいます。この事件を解決するため、ラチェットとクランクは「テクマノイト文明の遺物」を手がかりに、ルナを救出する旅に出発します。

主要キャラクター

• - ラチェット（声：津村まこと）

銀河を4回救ったヒーロー。独自の方法論でテクノマイト文明の存在を否定します。

• - クランク（声：大川透）

ラチェットの相棒で、冷静な思考を持つキャラクター。彼はテクノマイト文明の存在を信じており、ルナに疑念を抱きます。

• - キャプテン・クォーク（声：乃村健次）

毎回の冒険で邪魔をするキャラクターですが、今回は自身の両親を探すためにラチェットたちに同行します。

• - ルナ（声：こおろぎさとみ）

一見かわいい少女ですが、その正体はラチェットをおびき出すために作られたロボットです。

• - オットー皇帝（声：龍田直樹）

銀河征服を目指す野心家。彼の計画は最終的にラチェットに阻止されます。

ゲームの舞台

本作には多彩な惑星が舞台となります。例えば、ラチェットとクランクがルナと出会ったポクタルの「ホワイリゾート」や、植物型怪物が多く生息するライラスの「ベテガージャングル」などが登場します。さらに、ロボット製造ファクトリーであるカリドンの「メカノイド・ファクトリー」や、ラチェットが見る悪夢が展開される「ナイトメヤー」の世界もあり、プレイヤーはこれらのフィールドで様々なアクションを楽しむことができます。

ゲーム制作の追悼メッセージ

本作の開発中、インソムニアックゲームズのスタッフであったダン・ジョンソンが2006年に逝去しました。彼への追悼の意を込めて、エンディング時には彼の写真とメッセージが表示され、プレイヤーに感動を与えます。

このように、『ラチェット＆クランク5 激突！ドデカ銀河のミリミリ軍団』は、冒険心あふれるストーリーと親しみやすいキャラクターたちが織りなす魅力的な作品となっています。

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