ラフォーレ原宿・松山

ラフォーレ原宿・松山の歴史と再開発

概要

ラフォーレ原宿・松山は、愛媛県松山市の松山中央商店街に位置していた商業施設です。1983年12月に開業し、東京・表参道のラフォーレ原宿の地方出店第一号として、特に若い世代のファッションの発信地として親しまれました。しかし、2008年1月には耐震性の問題から全館が閉店し、長い歴史に幕を下ろしました。

店舗数は約60店で、さまざまなファッションブランドや雑貨店、飲食店が入居していました。閉館後も一部テナントは松山近郊の別の大型ショッピングセンターや市街地に移転し、業務を再開しています。

所在地

ラフォーレ原宿・松山の所在地は、愛媛県松山市一番町二丁目3番地にありました。地域の中心に位置するため、人々にとって訪れやすい場所でした。

再開発計画案

閉店後、この場所は再開発の計画に取り組まれることとなりました。松山市の活性化方針に基づき、かつての建物の跡地に新しいビルを建設する計画が立てられました。当初は2010年の開業を目指し、地上2階、地下1階の商業ビルの構想がありました。

しかし、2009年には運営会社である森ビルが、新たに地上14階、地下1階のホテル併設の複合型商業施設を提案し、1階から5階までをファッションや雑貨、飲食店の利用フロアに、6階から14階をホテルとする計画が見直されました。2年後の2011年には工事が開始される予定でしたが、その後の調査で敷地の規模から計画の見直しが求められることになります。

再計画

2012年2月、森ビルはまた新たにホテル併設の複合型商業施設の計画案を再検討すると発表しました。地上14階、地下1階の規模を基本にし、地元企業からの出資の可能性も考慮しながら進められました。この段階で市には補助金の申請が行われました。

進捗と建物の解体

しかし、当初の予定より解体作業が遅れ、2013年10月に取り壊しが始まりました。その後、2014年には新しいビル工事の着手が予定され、名称は「AEL MATSUYAMA」と決定、今後商業施設やブライダル施設が入る計画が発表されました。最終的に、2015年8月26日にAEL MATSUYAMAが開業し、新たな商業拠点として地域に貢献しています。

周辺環境

新しく生まれ変わったAEL MATSUYAMAの周辺には、伊予鉄道の大街道停留場や松山三越なども密接していて、訪れる人々にとって利便性の高い環境が整えられています。かつてのラフォーレ原宿・松山は、その役割を終えましたが、AEL MATSUYAMAが新たな文化の発信地として期待されています。

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