ラブプラスプロダクション

ラブプラスプロダクションは、かつてコナミデジタルエンタテインメントに存在したゲーム開発チームです。内田明理氏が率い、小島プロダクションのように社内プロダクションとして活動していました。このチームは、「学園」「恋愛」「コミュニケーション」をテーマにした作品を主に開発し、特に恋愛シミュレーションゲームの分野でその名を馳せました。

沿革

ラブプラスプロダクションの設立は、2010年12月23日に開催されたラブプラスのクリスマスイベント「メリープラスマス2010」で発表されました。この発表は、内田明理氏によって行われ、ファンに大きな期待感を与えました。

しかし、2015年3月15日には、内田明理氏がコナミデジタルエンタテインメントを退社し、その少し前の2月には、同じくチームの重要なメンバーであった箕星太朗（ミノ☆タロー）氏も退社しました。この二人の退社は、ラブプラスプロダクションの活動に大きな影響を与えました。

翌日の2015年3月16日、内田氏とミノ☆タロー氏の退社に加え、コナミデジタルエンタテインメントの組織改革が行われ、ラブプラスプロダクションは解散し、制作本部に編入されました。しかし、ラブプラスシリーズとGirl's Sideシリーズについては、新体制の下で制作が継続されると発表され、ファンは安堵しました。その後、2017年8月には、スマートフォン向けタイトル『ラブプラス EVERY』の始動が発表され、シリーズは新たな展開を見せることになりました。

開発タイトル一覧

ラブプラスプロダクションは、以下のタイトルを開発しました。

ラブプラスシリーズ

ラブプラス
ラブプラス+
ラブプラス アーケード カラフル Clip
ラブプラス MEDAL Happy Daily Life
NEWラブプラス
NEWラブプラス+

ラブプラスシリーズは、恋愛シミュレーションゲームとして高い人気を誇り、個性的なキャラクターとリアルな恋愛体験が多くのファンを魅了しました。

Girl's Sideシリーズ

ときめきメモリアル Girl's Side
ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Kiss
ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story

Girl's Sideシリーズは、女性向けの恋愛シミュレーションゲームとして、こちらも多くのファンに支持されました。

とんがりボウシシリーズ

とんがりボウシと魔法の365にち
とんがりボウシと魔法のお店
とんがりボウシとおしゃれな魔法使い
とんがりボウシと魔法の町

とんがりボウシシリーズは、ファンタジー要素を取り入れたシミュレーションゲームとして、子供から大人まで幅広い層に親しまれました。

ソーシャルゲーム

ときめきレストラン☆☆☆ - 2014年8月7日に運営がコーエーテクモゲームスに移管されました。
風雲!なでしこコレクション - 2013年8月19日にサービスが終了しました。
ラブプラスコレクション - 2014年6月30日にサービスが終了しました。

ソーシャルゲーム分野にも進出しましたが、一部タイトルはサービスを終了しています。

まとめ

ラブプラスプロダクションは、短期間の活動ではありましたが、数多くの人気タイトルを開発し、ゲーム業界に大きな足跡を残しました。特に、恋愛シミュレーションゲームの分野では、その革新的なゲームシステムと魅力的なキャラクターで、多くのファンを魅了し、現在でもその作品は語り継がれています。

外部リンク

* ラブプラスプロダクション - ウェイバックマシン（2015年3月20日アーカイブ分）

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