ランスロット (コードギアス)

ランスロット

『コードギアス 反逆のルルーシュ』に登場する、神聖ブリタニア帝国の試作KMF（ナイトメアフレーム）。開発はロイド・アスプルンド率いる特別派遣嚮導技術部、パイロットは枢木スザク。

概要

ロイドの徹底的な理想と技術を結集し、ハイスペックを追求して開発された。コアルミナスとサクラダイトの比率を高めることで、従来のKMFを遥かに凌駕する運動性能を実現。機体強度は、専用武装であるヴァリスの直撃に耐えることを目標としている。本機の開発で得られた技術は、後のヴィンセントやナイトオブラウンズ専用KMFの開発に活かされた。

基本カラーは白と金色。黒の騎士団からは「白兜」、スザクのナイトオブラウンズ加入後は「ブリタニアの白き死神」と呼ばれた。機体名の由来は、アーサー王物語に登場する円卓の騎士の一人、ランスロット。

機体解説

ランスロット

第七世代KMF実験機。通常は頭部に1基、胸部に2基のファクトスフィアを搭載。試作機のため脱出機能は未装備。両腕のブレイズルミナス、腕部と腰部の強化型スラッシュハーケン、MVS、ヴァリスを装備する。高出力武装を多数搭載したため、稼働時間に不安が残る。

従来のKMFが二次元的な機動に限定されていたのに対し、ランスロットは驚異的なパワーウェイトレシオにより、軽快な三次元運動を可能とした。跳躍、壁面移動、宙返りなど、従来のKMFの動きを遥かに超越した機動を実現している。

『亡国のアキト』では、スザクがナイトオブセブンとして搭乗。携行武装はMVSのみ。聖ミカエル騎士団のKMFを圧倒し、ジャンに「白い悪魔」、シンに「白き魔神」と言わしめた。

『ナイトメア・オブ・ナナリー』では、マッスルフレーミングとギアス伝導回路を搭載。高出力かつ長時間稼働を実現している。

ランスロット・エアキャヴァルリー

ランスロットにフロートユニットを追加装備した機体。飛行による三次元的な戦術が可能になったが、エネルギー消費は激しい。

ランスロット・コンクエスター

ランスロット・エアキャヴァルリーを強化した、ナイトオブセブン専用KMF。ブレイズルミナスが追加装備され、防御力が向上。ハドロンブラスターを装備し、砲撃力も向上したが、空中での機動力が低下している。

ランスロット・アルビオン

第九世代KMF。エナジーウイングとの適合度を高めるべく、新規に開発された。エナジーウイングから刃状粒子を射出する砲撃が可能。機体出力も向上し、MVSなどの武装も充実している。

ルルーシュが皇帝に即位後、スザクの愛機として活躍。ビスマルクを撃破するなど、圧倒的な戦闘能力を発揮した。最終決戦では紅蓮聖天八極式と激戦を繰り広げ、相打ちとなる。

ランスロット・アルビオンゼロ

ゼロレクイエム後の光和元年に、アルビオンの開発データを基に建造された、スザクの「ゼロ」としての最初の専用機。外観はアルビオンを黒と紫に変更。エナジーウイングの発光色もピンクになっている。

ランスロットsiN

「嚮導兵器としての原点回帰」をコンセプトに開発された機体。ランスロットタイプの基本設計を改良・発展化。武装は高出力化および小型化されている。

機体名にsiN（シン＝罪）を冠することで、開発が許可された経緯を持つ。

ランスロットsiN ホワイトファング

ランスロットsiNがフレームコート「ホワイトファング」を装着した形態。拠点制圧および防衛に特化しており、両肩にランス状のユニット「アロンダイト・マキシマ」を装備する。

ランスロット・フロンティア

ランスロットの予備パーツから製作されたC.C.専用KMF。機体形状は初期型ランスロットと同一で、基本カラーはピンク。パーシヴァルのミサイルシールドを装備している。

装備

ブレイズルミナス

サクラダイトにより発生したエネルギー場で物理攻撃を防ぐシールド。

メーザーバイブレーションソード（MVS）

高周波振動で鉄をも両断する斬撃兵装。ランスロットで初めて実用化された。

ヴァリス

可変弾薬反発衝撃砲。インパクトレールの換装により様々な戦況に対応する。

強化型スラッシュハーケン

機体を牽引するだけでなく、持ち上げ跳躍も可能とする。ブースターで操作も可能。

その他関連機体

ランスロット・クラブ
ヴィンセント、ヴィンセント・ウォード
* ランスロット・トライアル、ランスロット・グレイル

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