ラーラ・サルマ

ラーラ・サルマ王妃（旧名：サルマ・ベナニ）は、1978年5月10日、モロッコ北東部のフェズで生まれました。父親は大学教授のアブデル・ハミド・ベナニ、母親はナイマです。彼女は国立の情報処理学校を卒業後、コンピューター・エンジニアとして社会人としてのキャリアをスタートさせました。

2002年3月21日、当時皇太子であったムハンマド6世と結婚し、モロッコ史上初めて公に紹介された王妃となりました。それまでのモロッコの王室は、王妃の存在を公にすることは稀であり、ラーラ・サルマ王妃の登場は、モロッコのイメージを大きく変える出来事として注目されました。

2003年5月8日には長男のムーレイ・ハサン王太子が、2007年2月28日には長女のラーラ・ハディージャ王女が誕生しています。

ラーラ・サルマ王妃は、その美貌と知性、そして現代的な感覚で、モロッコ国内外から高い人気を集めています。また、癌撲滅のための活動や、恵まれない子供たちへの支援など、慈善活動にも積極的に取り組んでおり、その活動は広く知られています。

彼女の公の場での活躍は、モロッコの女性の地位向上にも貢献していると言われています。伝統的なイスラム社会でありながら、女性が社会で活躍する姿を積極的にアピールすることで、モロッコのイメージアップにも大きく貢献しています。

ラーラ・サルマ王妃は、王室の一員として、モロッコの発展と国際的な交流に貢献し続けています。彼女の活動は、モロッコ国民だけでなく、世界中の人々から注目されています。

参考文献

モロッコ王室公式ウェブサイト
Salma Bennani Tribute Site

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