リアム・コルトマン

リアム・コルトマン（Liam Coltman）は、1990年1月25日にニュージーランドのタラナキ地方ニュープリマスで生まれたプロラグビーユニオン選手です。彼はフォワードの最前列でプレーするフッカー（HO）として知られ、その堅実なスクラムワークとフィールドプレーでの貢献が高く評価されています。現在、彼はフランス最高峰のプロリーグであるトップ14に所属するリヨンOUでプレーしています。

コルトマン選手のラグビーキャリアは、ニュージーランド国内の地方レベルからスタートしました。国内州代表選手権（NPC）ではオタゴ代表として経験を積み、その実力を磨きました。国内での活躍が認められ、彼の次のステップは南半球の強豪クラブが集まる国際リーグ、スーパーラグビーでした。

2013年、彼はスーパーラグビーに参戦するハイランダーズに加入しました。ダニーデンを拠点とするこのチームで、コルトマン選手は長年にわたりチームの重要なフッカーとして活躍しました。彼はハイランダーズのスクラムの屋台骨を支える存在となり、安定したセットプレーだけでなく、オープンプレーでの積極的なボールキャリーやタックルでもチームに貢献しました。スーパーラグビーという非常に強度の高いリーグでの経験は、彼の選手としてのレベルを大きく引き上げました。

ハイランダーズでの実績は、世界のラグビー界で最も権威あるナショナルチームの一つであるニュージーランド代表、「オールブラックス」への道を開きました。彼はU20ニュージーランド代表を経て、オールブラックスに選出される栄誉を得ました。2021年1月時点の記録では、コルトマン選手はニュージーランド代表として国際テストマッチに8キャップを獲得しています。また、ラグビーユニオンの世界最高峰の大会であるラグビーワールドカップにも出場経験があり、2019年に日本で開催された大会では、オールブラックスの一員としてプレーしました。

スーパーラグビーで長きにわたり活躍した後、コルトマン選手は新たな挑戦の場を求め、2022年にフランスへと移籍しました。彼はフランスのトップリーグであるトップ14に所属するリヨンOU（Lyon Olympique Universitaire Rugby）に加入しました。フランスのクラブチームはフィジカルコンタクトが激しいことで知られており、異なるスタイルのラグビーへの適応が求められますが、彼はその豊富な経験と高いスキルでチームの重要な戦力となっています。リヨンOUでのプレーは、彼の国際的なキャリアに新たなページを加えています。

身長185cm、体重109kgというフッカーとして理想的な体格を持ち、強力なスクラム、正確なラインアウトスロー、そしてフィールド全体での精力的な働きでチームに貢献します。長年にわたりスーパーラグビーや国際舞台で培った経験を活かし、ベテラン選手として所属チームを牽引していく存在です。

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