リセ (カードゲーム)

リセ（Lycée）とは

『リセ』は2005年からシルバーブリッツが発売したトレーディングカードゲームで、ブロッコリーが販売を担当しています。このゲームは、前作『ランブリングエンジェル』の後継作品に位置付けられており、美少女ゲームのブランドと連携して制作されています。多くの業界著名なイラストレーターによるデザインが特徴です。

開発の背景

美少女ゲームのトレーディングカードゲームは、一般的に特定のメーカーが運営する傾向にありましたが、リセは『ランブリングエンジェル』を契機として新たなアプローチが試みられました。シルバーブリッツが主導し、さまざまなブランドが協賛し合う形式をとることで、広いファン層を獲得しました。しかし、2014年12月26日、シルバーブリッツの活動停止に伴い、新商品は発売されなくなりました。

その後、ムービックから新たに『Lycee Overture』が再始動し、2016年12月から新タイトルが登場しました。この新シリーズでは、前作のカードとの混成が可能とされながらも、公式なサポートは行われないことが発表されています。

ゲームの特徴

ルールについて

リセは基本的に『ランブリングエンジェル』のルールを踏襲しておりますが、部分的に他のトレーディングカードゲームからも要素を取り入れています。主なゲームの流れは、相手のデッキを0枚にすることによって勝利することです。デッキは60枚構成となっており、同名カードはデッキに最大4枚までが基本です。

カードの種類

• - キャラクターカード: 攻撃・防御の基礎となるカードで、登場可能なフィールドが制限されています。これらのカードは攻撃力(AP)、防御力(DP)、支援力(SP)の数値を持ち、バトルにおいて重要な役割を果たします。

• - イベントカード: 使用すると特定の効果を発揮するカード。

• - アイテムカード: キャラクターに装備させることにより、その効果を発揮します。

• - エリアカード: 自分または相手のフィールドに配置し、効果を発揮させることができる特殊なカードです。

属性について

カードには「雪」「月」「花」「宙」「日」の5つの属性があります。各属性には特定のキャラクターや能力が属し、デッキ構築において戦略的な選択を可能にしています。特に、異なる属性を持つカードを組み合わせることで、よりトリッキーな戦術が考えられます。

特殊能力と基本能力

キャラクターには特殊能力が備わっており、ゲームプレイにおける戦術をさらに多様化しています。基本能力はキャラクターの特性を強化し、バトルでの有利を確保するために使用されます。特にサポート能力や特殊能力の使い方が勝利のカギとなります。

公式イベントと大会

リセは年に数回のイベントが開催されており、リセGPやリセフェスタなど、プレイヤーがスキルを競う場が提供されています。世界中の認知された美少女ゲームブランドが参加し、ファン同士の交流や競技を楽しむことができます。

まとめ

リセは、美少女ゲームの文化を背景に持ったトレーディングカードゲームで、多彩なルールやカードシステムを通じてプレイヤーに楽しみを提供しています。こうした背景やプレイスタイルは、リセが多くのファンに支持される理由の一つでしょう。次回の新エディションを心待ちにしているプレイヤーも多く、その魅力は今後も衰えることがないと期待されています。

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