リゾート・トゥ・キル

リゾート・トゥ・キル (Immortal Combat)

『リゾート・トゥ・キル』は、1994年に制作されたアメリカとメキシコの合作映画で、主演には日本のアクションスター、千葉真一が名を連ねています。この作品は、無差別殺人事件の謎を追い求める二人の刑事が中心となり、彼らの個性豊かなバディ・アクションが展開されます。

概要

物語では、ジンタニ・JJ・ジロウ（演：千葉真一）と、プロレスラー出身のジョン・ケラー（演：ロディ・パイパー）という、全く異なるバックグラウンドを持つ刑事コンビが描かれています。JJは忍術、空手、剣術、さらには射撃の達人として知られていますが、ある事件をきっかけに拳銃の使用をかたくなに拒否し、主に格闘技を駆使して事件に立ち向かうことになります。一方、ジョンはその怪力を活かした捜査スタイルで、JJとは対照的なアプローチをとります。この二人が持つ相反する性格と能力が、物語に面白みを与える要素となっています。

ストーリー

物語は、ロサンゼルス市警の刑事であるジンタニ・JJ・ジロウとジョン・ケラーが、無差別殺人事件に立ち向かうところから始まります。彼らは普段から手段を選ばない捜査を行うはみ出し刑事で、過去には富裕層の邸宅で大暴れするなど、型破りな捜査を繰り広げています。ある日、彼らの前に発生した無差別殺人事件に巻き込まれ、事態は緊迫感を増していきます。

JJとジョンは、事件の糸を追いメキシコへと足を運びます。そこで、裏に潜む犯罪組織に迫り、彼らとの壮絶な戦いが繰り広げられます。JJは拳銃ではなく、忍術や空手を駆使して敵に立ち向かう一方、ジョンはその怪力を使って迫力ある戦闘を展開します。このバディ・アクションは、単なる暴力描写に留まらず、二人のキャラクター性が引き立つ楽しい要素も含まれています。

キャスト

千葉真一 - ジンタニ・JJ・ジロウ
ロディ・パイパー - ジョン・ケラー

スタッフ

本作品の製作には、日本のアクションシーンの専門家、ジャパンアクションクラブ（JAC）のメンバーも関与しています。1993年にはメキシコシティでのロケが行われ、当時はプロレスからも注目を集めたクリス・ジェリコが犯罪組織の用心棒役で出演しました。彼は、千葉との共演について「65歳の空手家にボコボコにされた」と述べ、彼のアクションの凄さを伝えています。

結論

『リゾート・トゥ・キル』は、アクションとコメディが交錯する作品として、多くのファンに愛されてきました。バディものの姿を通じて描かれる友情や仲間意識、そしてスリリングな展開は観る者を魅了します。特に千葉真一とロディ・パイパーの掛け合いは、映画の大きな見どころとなっています。

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