リチャード・サラザール

リチャード・ヘスス・サラザール・ダ・シルバ（Richard Jesus Salazar da Silva、1981年9月6日 - ）は、ベネズエラのカラカス出身の元プロ野球選手。左投左打の投手として活躍しました。

プロ入りとオリオールズ傘下時代

2001年のMLBドラフトでボルチモア・オリオールズから13巡目（全体383位）で指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。オリオールズ傘下では最高でAAA級まで昇格しましたが、残念ながらメジャーリーグでのプレーは実現しませんでした。2007年10月29日にFA（フリーエージェント）となりました。

独立リーグでの挑戦

2008年からは、アメリカン・アソシエーションという独立リーグに活躍の場を移し、ウィチタ・ウィングナッツと契約。その後、2009年シーズン途中に同リーグのシュリーブポート・ボージャー・キャプテンズへ移籍。さらに、2011年シーズン途中には、同じくアメリカン・アソシエーションのスーフォールズ・ファイティングフェザンツへ活躍の場を移しました。

2012年9月には、第3回WBC（ワールド・ベースボール・クラシック）予選のスペイン代表に選出され、国際舞台への挑戦を果たします。2013年3月には、第3回WBC本戦のスペイン代表にも選出され、3月8日のプエルトリコ戦では、2番手として5回を無失点に抑える好投を見せました。シーズンでは10勝3敗という素晴らしい成績を残しましたが、この年限りでチームを退団しました。

2014年からは、カナディアン・アメリカン・リーグのロックランド・ボールダーズでプレー。2016年まで3年連続で二桁勝利を達成するなど、投手陣の柱としてチームを支えました。2017年限りで現役を引退。

引退後

2018年からは指導者としての道を歩み始め、ミネソタ・ツインズ傘下AA級チャタヌーガ・ルックアウツと傘下ルーキー級GCLツインズの投手コーチに就任。2019年は傘下ルーキー級エリザベストン・ツインズの投手コーチ、2021年からはA+級シーダーラピッズ・カーネルズの投手コーチを歴任しています。

代表歴

2013 ワールド・ベースボール・クラシック・スペイン代表
2017 ワールド・ベースボール・クラシック・スペイン代表

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