リック・シュローダー

リック・シュローダー：子役スターから実力派俳優へ

リック・シュローダー（Richard Bartlett "Ricky" Schroder, Jr., 1970年4月13日 - ）は、アメリカ合衆国出身の俳優、そして映画監督としても活躍しています。彼のキャリアは、子役時代の輝かしい成功から、大人の俳優としての円熟へと見事に移行しました。

早い成功と子役時代

ニューヨーク市スタテンアイランドで生まれたシュローダーは、9歳で映画『チャンプ』に出演し、その演技力でゴールデングローブ賞新人男優賞を受賞。一躍スターダムにのし上がりました。その後、テレビシリーズ『Silver Spoons』で主人公リッキー・ストラットン役を演じ、その人気を不動のものとしました。VH1の「100 Greatest Kid Stars」では18位にランクインしています。

大人の俳優への転身

『Silver Spoons』の終了後、彼は俳優としての幅を広げるため、芸名をリッキーからリックへと変更。西部劇ミニシリーズ『ロンサム・ダブ』とその続編に出演し、大人の俳優としての認知度を高めました。『NYPDブルー』ではダニー・ソレンソン役、『ダナ&ルー リッテンハウス女性クリニック』ではディラン・ウエスト医師役を演じるなど、着実にキャリアを重ねました。また、『24 -TWENTY FOUR-』にも出演し、その演技力で視聴者を魅了しました。VH1の「100 Greatest Teen Stars」では33位にランクインしています。

映画監督としての才能

俳優業と並行して、シュローダーは映画監督としても才能を発揮しています。2004年には、ナバホ族のボクサーを主人公にした映画『Black Cloud』の監督と脚本を担当。また、ブラッド・ペイズリーとアリソン・クラウスの楽曲「Whiskey Lullaby」のミュージックビデオを監督し、CMT Music Awardsで「Director of the Year」を受賞するなど、高い評価を得ています。

私生活と社会貢献

私生活では、1992年にアンドレア・バーナードと結婚し、4人の子供をもうけました。また、彼は共和党員であり、過去の選挙で共和党の候補者を支持しています。現在は児童虐待防止のための非営利組織チャイルドヘルプの大使を務めるなど、社会貢献活動にも積極的に参加しています。

フィルモグラフィー（一部）

映画
チャンプ (1979)
リトル・プリンス (1980)
テレビシリーズ
Silver Spoons (1982-1987)
NYPDブルー
* 24 -TWENTY FOUR-

リック・シュローダーは、子役時代の成功に甘んじることなく、常に新しい挑戦を続け、俳優として、映画監督として、そして社会の一員として、多岐にわたる活動を展開しています。彼の今後の活躍にも期待が高まります。

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