リプレイはずし

リプレイはずし

リプレイはずしとは、パチスロ用語で、主に4号機のビッグボーナス中に用いられた、獲得枚数を増やすための打ち方の総称です。リプレイハズシ、リプレイ外しと表記されることもあります。5号機以降の機種にも、その概念が取り入れられている機種があります。

概要

リプレイはずしは、最終JACイン（多くの場合、リプレイ絵柄で代用されています）を意図的に取りこぼすことで、小役ゲームを延命させ、結果として獲得枚数の増加を狙う攻略法です。小役回収打法と並び、4号機時代を代表する攻略法の一つと言えます。

リプレイを外す手順は機種によって異なりますが、代表的なものとしては以下の3つが挙げられます。

リプレイテンパイ時に、リプレイ間が6コマ以上ある箇所を狙う
リプレイ入賞とチェリーなどの複合揃いを避ける制御を利用する
* 変則押しをすることで自動的にリプレイが外れる

例えば、山佐の「ハイパーラッシュ」では、逆押しをするだけでリプレイを外す（JACインを回避する）ことができました。

4号機時代

リプレイはずしは、初の4号機であるエレコの「チェリーバー」の試打中に、当時のパチスロ攻略誌ライターであったチャンピオン木崎によって考案されました。「チェリーバー」は、小役ゲーム中に2枚掛けをするとリプレイ確率が約1.6分の1にアップする仕様となっていました。そのため、小役ゲーム終了直前までリプレイを外すことで、獲得枚数を増やすことが可能だったのです。

5号機におけるリプレイはずし

5号機では規定変更により、リプレイはずしは事実上不可能になりました。しかし、アクロスの5号機「ハナビ」では、「花火チャレンジ」中に4号機「ハナビ」のリプレイ外しと同様の手順を行うことで、RT（リプレイタイム）を延命させることが可能となっており、当時のゲーム性を再現しています。

6号機時代

AT（アシストタイム）を擬似ボーナスとして扱っている「花火絶景」などでは、目押しによるリプレイ外しが4号機さながらに再現されており、目押しミスによって100枚以上の差が生じる可能性のある機種も存在します。ただし、これはあくまで疑似ボーナスであり、内部的には複数の図柄のリプレイが同時成立しているに過ぎません。

リプレイを取りこぼせない仕様は、事実上5号機のままです。しかし、規定によりJAC IN図柄をリプレイ図柄以外で用意することが必須となったため、JAC外しという概念が再来しました。シミュレーション試験では即JAC INしますが（BB中のREG扱いなので成立Gで揃う）、手動で打つ場合はJACをこぼして「シフト持ち越し」状態のまま1種BBを継続させることが可能です。シフト持ち越し時限定の高純増小役を高確率で成立させることで、試験ではゼロボ扱いとなる減算されていくボーナスを、高純増のボーナスとして利用した機種が複数登場しました。6号機「ガメラ」や「ツインエンジェルPARTY」などがその顕著な例であり、常にJACをわざと取りこぼし、シフト持ち越し状態のままBIGを進行させるゲーム性となっています。

「獲得枚数を増やす目的での、小役ゲーム中のJAC IN外し」という意味では、ある意味4号機のリプレイはずしと同様ですが、小役ゲーム数の延長ではなく、小役・リール制御の変化が6号機においては主目的となっています。

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