リベルプールFC

リベルプール・フトボル・クラブ（Liverpool Fútbol Club）

リベルプールFCは、ウルグアイの首都モンテビデオを本拠地とするサッカークラブです。現在はプリメーラ・ディビシオン（1部リーグ）に所属しています。

歴史

20世紀初頭、ウルグアイでフットボールがブームになると、ヌエボ・パリスのカプチン神父学校の学生たちがチームを結成しました。当時、モンテビデオにはイングランドのサッカーチームが頻繁に訪れており、その影響で地元のクラブは英語名やそれに近い響きの名前をつけるのが流行していました。リベルプールの学生たちは、モンテビデオへ向かう英国船の多くがリヴァプールから出航していることに着目し、イングランドの都市と同じ「Liverpool」というクラブ名を採用しました。

1915年2月15日、クラブは正式に設立され、初代会長には設立場所となった店の店主が選ばれました。ウルグアイサッカー協会主催のニューカッスル・ユナイテッドFCとの親善試合で勝利を収めると、1916年には2部リーグに昇格。オリンピック代表選手を4人も輩出し、設立からわずか4年後の1919年には1部リーグへの昇格を果たしました。

1963年、リベルプールはプロリーグ参戦後初の降格を経験しますが、3年後の1966年には2部リーグで優勝し、1部リーグに復帰しました。

1971年には、約2ヶ月間のヨーロッパ遠征で12試合を戦い、ウルグアイのクラブとして初めて海外遠征で8試合連続無敗記録を達成しました。ヴェルダー・ブレーメン戦やセビージャ戦での勝利、アトレティコ・マドリードやスポルティング・リスボンとの引き分けはモンテビデオを熱狂させ、帰国後の最初の試合では25,000枚のチケットが売れました。

翌年、当時21歳のピエリノ・ラトゥアーダが、リベルプールからフランスのFCジロンダン・ボルドーへ高額な移籍金で移籍。その移籍金の約3分の2は、新しいクラブ本部の建設資金に充てられました。しかし、その後チームの成績は低迷し、1980年代には再び2部リーグへの降格を経験しました。

1990年代に入ると、ルイス・バルバトという才能ある選手が登場します。彼はゴールキーパーでありながら、7ゴールを挙げてチームのシーズン得点王に輝きました。

2001年から2002年まで2部リーグで戦いましたが、無敗で昇格を決めました。翌年、1部リーグのクラウスーラ（後期リーグ）で2位となり、リベルプール史上初のリーグ得点王（アレクサンドル・メディナ）を輩出しました。

2008年にエドゥアルド・ファバロが監督に就任すると、クラブは初のコパ・スダメリカーナ（2009年）とコパ・リベルタドーレス（2011年）の出場権を獲得しました。

そして2023年、リベルプールFCはクラブ史上初の1部リーグ年間王者に輝きました。

タイトル

国内タイトル

プリメーラ・ディビシオン（1部リーグ）: 1回
2023
セグンダ・ディビシオン（2部リーグ）: 6回
1919, 1937, 1966, 1987, 2002, 2014-15
テルセーラ・ディビシオン（3部リーグ）: 1回
1916
スーペルコパ・ウルグアージャ: 3回
2020, 2023, 2024
中間トーナメント: 3回
2020, 2023, 2024

歴代所属選手

DF
ホルヘ・フシーレ (2005-2007)
フアン・マヌエル・ディアス (2007)
MF
ペドロ・ペデルッチ (2001-2002)
出畑康文 (1986)
FW
セバスティアン・ソリア (2002-2004)
加藤元気 (1997-1998)
フアン・イグナシオ・ラミレス (2015-2021)

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