リュボミール・フェイサ

リュボミル・フェイサ（Љубомир Фејса、Ljubomir Fejsa、1988年8月14日 - ）は、セルビア出身のプロサッカー選手です。主に守備的ミッドフィールダー（MF）として活躍し、現在はセルビアの強豪クラブ、パルチザン・ベオグラードに所属しています。

クラブキャリア

フェイサは、FKハイドゥク・クラの下部組織でサッカー選手としてのキャリアをスタートさせました。2008年7月には、ハイドゥクからパルチザン・ベオグラードへ、当時のセルビアサッカー史上最高額となる120万ユーロの移籍金で移籍を果たし、大きな注目を集めました。この移籍金は、1989年にプレドラグ・ミヤトヴィッチがブドゥチノスト・チトーグラードからパルチザンへ移籍した際の100万マルクを上回る記録でした。

パルチザン・ベオグラードでは、セルビア・スーペルリーガで3回（2008-09、2009-10、2010-11）、セルビア・カップで2回（2008-09、2010-11）の優勝を経験し、中心選手としてチームを牽引しました。

その後、オリンピアコスFC（ギリシャ）、SLベンフィカ（ポルトガル）といった海外のクラブでもプレーしました。SLベンフィカでは、プリメイラ・リーガで5回（2013-14、2014-15、2015-16、2016-17、2018-19）という圧倒的な強さで優勝を経験し、タッサ・デ・ポルトガルやタッサ・ダ・リーガなど、数多くの国内タイトル獲得に貢献しました。

代表キャリア

セルビア代表としては、2007年11月24日のカザフスタン戦で代表デビューを果たしています。国際舞台での経験も豊富で、セルビア代表の一員として数々の試合に出場しました。

プレースタイル

フェイサは、優れたボール奪取能力と、正確なパスで攻撃の起点となることができる守備的MFです。豊富な運動量で中盤をカバーし、チームの守備を支える重要な役割を担います。また、戦術理解度が高く、状況に応じた的確なプレーを選択できる点も彼の強みです。

獲得タイトル

パルチザン・ベオグラード
セルビア・スーペルリーガ: 2008-09, 2009-10, 2010-11
セルビア・カップ: 2008-09, 2010-11
オリンピアコスFC
ギリシャ・スーパーリーグ: 2011-12, 2012-13
ギリシャ・カップ: 2011-12, 2012-13
SLベンフィカ
プリメイラ・リーガ: 2013-14, 2014-15, 2015-16, 2016-17, 2018-19
タッサ・デ・ポルトガル: 2013-14, 2016-17
タッサ・ダ・リーガ: 2013-14, 2014-15, 2015-16
* スーペルタッサ・カンディド・デ・オリベイラ: 2014, 2016, 2017

リュボミル・フェイサは、セルビアサッカー界を代表する選手の一人として、国内外で輝かしい実績を残しています。今後もその活躍から目が離せません。

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