リンキング・ラブ

映画『リンキング・ラブ』

『リンキング・ラブ』は、2017年に公開された日本の青春コメディ映画で、金子修介が監督を務めています。この作品は、AKB48の田野優花が主演を務め、原作は萩島宏によるネット小説『Linking Love』です。

あらすじ

物語は、現代の2017年に大学2年生の真塩美唯が主人公です。彼女はアイドル活動を夢見ていましたが、AKB48のオーディションに落ち、落胆します。さらに、友人とのラップバトルイベントでも敗退し、気持ちが沈んでいる中、家に帰ると、母である由美子が父・健一郎をアパレル会社から解雇し、家を出るところに遭遇します。これを目の当たりにした美唯は、ショックを受け、自分の部屋で途方に暮れてしまいます。

その時、部屋にあったランプから現れたのは怪しげな守護神でした。彼は3つの願いをかなえてくれるといいますが、早とちりで美唯を1991年へとタイムスリップさせてしまいます。彼女はバブル経済崩壊直後の日本に送り込まれ、大学時代の母・真塩由美子と父・健一郎に出会います。

美唯は、両親が若い頃、愛し合っていながらも心がすれ違っているのを目にします。特に父の健一郎はアイドルに夢中で、由美子は彼の心を引き寄せようと四苦八苦しています。美唯は、未来で離婚してしまう運命を変えるために、母をアイドルにすることを決意します。彼女はAKB48の楽曲を活用し、学園祭でアイドルグループ「ASG16」を結成し、健一郎の心を向かせようと奮闘します。

キャスト

主演の美唯を演じるのは田野優花であり、彼女の母・由美子を石橋杏奈、父・健一郎を白洲迅が演じています。この他にも、中尾明慶や落合モトキ、加藤諒といった多彩なキャストが登場し、ストーリーを華やかに彩ります。

スタッフ

この映画は金子修介監督が、その独特の視点で描いており、脚本には長谷川隆と金子自身が名を連ねています。また、エグゼクティブプロデューサーには原作者の萩島宏が関わっています。

映画の魅力

『リンキング・ラブ』の魅力は、タイムスリップという設定によって、異なる時代の両親の姿を通じて家族の絆や若者の夢を描いている点です。特に、AKB48の楽曲がストーリーの中で使用されることにより、視聴者には懐かしい感情や共感が生まれます。また、1991年当時の文化や流行も盛り込まれ、観る人に興味と楽しさを提供します。

まとめ

この映画は、過去と現在を行き来しながら、自らの家族の未来を変えようと奮闘する若者の姿を描いており、感動的なストーリーとともに笑いも提供しています。家族の絆と若者の挑戦が交錯する『リンキング・ラブ』は、幅広い世代に楽しめる作品として、多くの人々に愛されています。

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