リーガ1 2015-16

リーガ1 2015-16シーズン概要

リーガ1はルーマニアのサッカー1部リーグであり、2015-16シーズンはその98回目の大会にあたります。大会名称には通信会社オレンジ・ルーマニアが含まれており、正式には「リーガ1・オレンジ」と呼ばれています。

このシーズンは、前シーズンである2014-15から降格したチームが多数出ており、具体的にはガズ・メタン・メディアシュ、FCブラショヴ、Uクルジュ、ラピド・ブカレスト、オツェルル・ガラツィ、チェアラゥル・ピアトラ・ネアムツの6クラブがリーガ2に降格しました。それに対し、FCヴォルンタリとポリ・ティミショアラの2チームが昇格を果たしました。

このシーズンからは、チーム数が変更され、18チームから14チームへと削減されました。14チームは、ホーム・アンド・アウェー方式の2回戦総当たり戦を行うレギュラーシーズンを戦い、その後出場チームが上位6チームと下位8チームに分かれてプレーオフとプレーアウトを行う形式に変更されました。この変更によって、最終的な順位はレギュラーシーズンとプレーオフ、プレーアウトの合計成績によって決定されます。ただし、レギュラーシーズン終了後の勝ち点は半分にされ、勝ち点が奇数の場合は端数が1に繰り上げられるルールも加わっています。

上位6チームによるプレーオフ優勝チームには、UEFAチャンピオンズリーグ 2016-17の予選3回戦出場権が与えられ、2位チームと3位チームにはそれぞれ異なる国内リーグ及びヨーロッパリーグ予選の出場権が与えられます。下位8チームはプレーアウトを行い、2チームがリーガ2に自動降格、下から3番目に位置するチームは入れ替え戦を行うことになります。

2016年5月1日、レギュラーシーズンの残り2試合を前に、アストラ・ジュルジュがリーガ1初の優勝を果たしました。これは、2位のステアウア・ブカレストがパンドゥリイ・トゥルグ・ジウと引き分けたためです。また、翌日の5月2日には、アストラの瀬戸貴幸選手が通算出場試合数203試合に達し、外国人選手として歴代最多記録を更新しました。

しかし、2016年6月には、リーガ1昇格を決めていたラピド・ブカレストが裁判所から破産宣告を受け、昇格が取り消される事態が発生しました。その結果、リーガ2からの昇格はポリ・ティミショアラに譲られ、彼らはリーガ1に残留することになりました。

2015-16シーズン所属クラブ

このシーズンには、14のクラブがリーガ1に参加しました。この多様なクラブの競争が、リーガ1の魅力を高めています。

終わりに

リーガ1 2015-16は、様々なドラマと変動があったシーズンであり、特に規模やレギュレーションの変更が注目されました。この大会の結果影響を受けて、ルーマニアサッカーは今後どのように進化していくのでしょうか。

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