リース事業協会

公益社団法人リース事業協会：日本のリース業界を支える中核団体

公益社団法人リース事業協会は、日本のリース業界における主要な業界団体です。1969年に設立されたリース事業懇談会を前身とし、1971年に社団法人リース事業協会として発足しました。現在では、正会員86社、賛助会員150社以上という、業界を代表する規模を誇ります。正会員は総会の議決権を有する一般社団法上の社員であり、賛助会員はリース事業に協力する企業です。合計236社を超える会員企業が、日本のリース業界の活性化に貢献しています。

協会の代表となる会長は、主要なリース会社である社長が務めています（2020年8月時点では津原周作氏）。27名の理事と2名の監事によって運営されており、業界全体の利益と健全な発展を追求しています。

協会の活動内容：多岐にわたる事業を通して業界の発展に貢献

リース事業協会は、多岐にわたる事業を通して日本のリース業界の発展に貢献しています。その活動内容は大きく分けて、調査研究、広報、研修、相談の4つに分類できます。

1. 調査研究事業：業界の現状把握と将来展望のための調査研究

協会は、リース業界の現状と課題を把握し、将来展望を示すための様々な調査研究を行っています。その内容は、リース市場の統計調査（リース統計調査、自動車リース保有台数統計調査）、リース関連法制の調査、リース会計や税制に関する調査（IFRSのリース会計変更に関する動向調査、リース税制調査）、環境問題への取り組み、自動車リースに関する研究、海外リース制度の研究（ロシア、アジア、オセアニア地域）など多岐に渡ります。これらの調査研究は、業界全体の動向把握や、将来的な戦略策定に役立てられています。

2. 広報事業：業界の情報発信と理解促進

協会は、リース業界に関する情報を広く社会に発信することに努めています。月刊誌「月刊リース」や「リース・ハンドブック」、「リース会計税制規則集」、「リース会計税制パンフレット」、「リース有効活用パンフレット」などの刊行物の発行、広告活動を通じて、リースという制度の理解促進と業界全体のイメージ向上に貢献しています。

3. 研修事業：リース業界従事者のスキル向上支援

リース業界従事者のスキル向上を支援するため、リース実務研修などの研修事業を実施しています。これらの研修は、業界全体の専門性向上に繋がり、サービスの質向上にも寄与しています。

4. 相談事業：リースに関する様々な相談に対応

リースに関する様々な相談を受け付け、対応しています。会員企業だけでなく、リースを利用する企業からの相談にも対応し、リースに関する疑問や問題解決を支援しています。

協会の役割：リース業界の健全な発展と社会貢献

公益社団法人リース事業協会は、日本のリース業界の健全な発展に貢献する重要な役割を担っています。会員企業間の連携強化、業界全体の利益の追求、そして社会貢献を通して、日本の経済社会の発展に寄与しています。リース業界を取り巻く環境は常に変化しているため、協会は今後も時代の変化に対応しながら、更なる発展を目指していくことでしょう。

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