ルグエリン・サントス

ルグエリン・ミゲル・サントス・アキーノは、1993年11月12日ドミニカ共和国のバヤグアナ出身の陸上競技選手です。専門は短距離走の400mで、2012年ロンドンオリンピックでは銀メダルを獲得しました。

陸上競技との出会い

いとこの勧めで2002年に陸上競技を始めました。当初は陸上競技と並行してサイクリングにも取り組んでいましたが、2003年に陸上競技に専念することを決意します。当初は長距離走に取り組んでいましたが、その後中距離、最終的には短距離へと種目を変更しました。

ジュニア時代からの活躍

2010年には、16歳という若さで46秒19のジュニアドミニカ共和国記録とユースドミニカ共和国記録を樹立しました。世界ジュニア選手権男子400mでは6位入賞、ユースオリンピックでは男子400mと男子メドレーリレーで2冠を達成するなど、早くからその才能を発揮しました。

2011年には、400mで自身初の45秒台となる45秒97をマーク。パンアメリカン競技大会男子400mでは、準決勝で45秒41のジュニアドミニカ共和国記録を樹立し、決勝ではさらに記録を更新する44秒71をマークしました。これは、フェリックス・サンチェスの持つドミニカ共和国記録を10年ぶりに更新するものであり、ジュニア世界歴代6位の記録となりました。

オリンピックでの銀メダル獲得

2012年、フランシナ・ブランカース＝クン・ゲームズ男子400mで44秒45をマークし、当時の世界ランク2位、ジュニア世界歴代3位、ドミニカ共和国記録を更新しました。世界ジュニア選手権男子400mでは、ジュニア世界ランク1位として臨み、決勝で44秒85を記録して金メダルを獲得しました。これは、ドミニカ共和国が世界ジュニア選手権で獲得した初のメダルとなりました。

ロンドンオリンピック男子400mでは、18歳と268日という若さで決勝に進出し、自己ベストに迫る44秒46をマークして銀メダルを獲得しました。このメダルは、陸上競技ではフェリックス・サンチェス以来、ドミニカ共和国史上2人目のオリンピックメダルであり、オリンピック男子400mにおける最年少メダリストとなりました。

世界選手権でのメダル獲得

2013年、モスクワ世界選手権男子400mでは、自己ベストに迫る44秒52をマークし、銅メダルを獲得しました。このメダルは、フェリックス・サンチェス以来、ドミニカ共和国史上2人目の世界選手権メダルとなりました。

2015年の北京世界選手権男子400mでは、準決勝で自身の持つドミニカ共和国記録を更新する44秒26をマークし、決勝に進出しました。決勝ではさらに記録を縮める44秒11をマークしましたが、4位に終わり、惜しくもメダルを逃しました。

2016年、リオデジャネイロオリンピックでは開会式でドミニカ共和国選手団の旗手を務めました。男子400mでは準決勝で敗退しています。

ルグエリン・サントスは、ドミニカ共和国を代表する陸上競技選手として、今後の活躍も期待されています。

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