ルッターベルクの戦い (1758年)

ルッターベルクの戦い：七年戦争におけるフランスの勝利と指揮官の失脚

1758年10月10日、七年戦争の最中にルッターベルク近郊で、ルッターベルクの戦い（英語: Battle of Lutterberg）が繰り広げられました。フランス軍はシャルル・ド・ロアン＝スービーズ公の指揮下、4万2千の兵力を擁し、対するはクリストフ・ルートヴィヒ・フォン・オーベルク率いるイギリス・ドイツ連合軍で、その兵力は1万4千でした。数に勝るフランス軍が連合軍を打ち破る結果となりました。

戦闘の経過

両軍はルッターベルクの近くで激突し、戦端が開かれました。緒戦において、フランス軍は数的優位を活かし、強力な騎兵突撃を敢行。この突撃が連合軍の戦線を突破し、連合軍は持ちこたえきれず、撤退を余儀なくされました。

戦いの後

この戦いにおける勝利の功績が認められ、フランス軍を率いたスービーズ公シャルル・ド・ロアンはフランス元帥の栄典を授与されました。また、フランソワ・ド・シェヴェールもその功績によりグランクロワの栄典を授与されています。

しかし、フランス軍にとって決定的な勝利であったにもかかわらず、その後の追撃が遅れたことがフランス宮廷の不興を買うこととなりました。勝利の勢いを最大限に活かせなかったとして、スービーズ公は更迭され、代わりにコンタッド侯爵が新たな指揮官として任命されることになりました。

参考文献

Duffy, Christopher. The Military Experience in the Age of Reason. Routledge & Kegan Paul, 1987.
Jacques, Tony. The Dictionary of Battles and Sieges, F-O. Greenwood Press, 2007.

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