ルッターベルクの戦い (1762年)

第二次ルッターベルクの戦い（1762年）

第二次ルッターベルクの戦いは、七年戦争中の1762年7月23日に、ドイツのルッターベルク付近で発生しました。この戦いは、フランスとザクセンの連合軍と、イギリス、ハノーファー、ヘッセン＝カッセルの連合軍との間で繰り広げられました。1758年にも同地で戦闘が行われており、区別のため第二次ルッターベルクの戦いとも呼ばれます。

背景

七年戦争は、1756年から1763年にかけてヨーロッパ全土で繰り広げられた大規模な国際紛争でした。この戦争には、当時の主要な列強がほぼすべて参加し、ヨーロッパだけでなく、北米、インド、カリブ海など、世界各地が戦場となりました。

ルッターベルクの戦いは、この七年戦争における一連の戦闘の一つであり、特にフランスとイギリスが北ドイツにおける勢力拡大を争った戦いの一部です。

戦闘の経過

ザクセン軍とフランス軍はフルダ川の右岸に陣を構えていました。一方、ヘッセン＝カッセルとハノーファーの連合軍はフルダ川左岸に集結し、午前3時に奇襲攻撃を開始しました。

川を挟んで激しい砲撃戦が繰り広げられ、ヴァーンハウゼン、クニックハーゲン、ヴィルヘルムスハウゼン、ボナフォルスの交差点にある洗い越しでも激戦が展開されました。しかし、正午までにはヘッセン＝カッセルとハノーファー軍が勝利を収め、フランス軍はゲッティンゲンとミュンデンへ撤退を余儀なくされました。

戦闘の結果

この戦いにおける両軍の死傷者は合計で約2,500人に達しました。第二次ルッターベルクの戦いは、七年戦争における比較的小規模な戦闘の一つでしたが、北ドイツにおける戦況に一定の影響を与えました。

参考文献

Friedrich Stehlich: Die Schlacht bei Lutterberg am 10. Oktober 1758 und am 23. Juli 1762. Zwei Vorträge. Verein für Heimatkunde, Hann. Münden 1913.

外部リンク

Plan der Schlacht bei Lutterberg - ドイツデジタル図書館
Zur Schlacht bei Lutterberg
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