ルパン三世 コロンブスの遺産は朱に染まる

『ルパン三世 コロンブスの遺産は朱に染まる』：PS2で繰り広げられる、緊迫の頭脳戦とアクション

2004年11月28日、バンプレストよりPlayStation 2向けに発売された『ルパン三世 コロンブスの遺産は朱に染まる』。CEROレーティングB相当の本作は、TVスペシャルに近い雰囲気とストーリーで、シリーズファンを魅了したアクションアドベンチャーゲームです。サンフランシスコを舞台に、1000万ドルもの値が付けられた「コロンブスの航海日誌」強奪劇が幕を開けます。

緻密な計画と、大胆な行動

オークション会場である飛行船「キング・ジョンソン号」は、「ゲーブルタワー」と「コントロールセンター」という高度なセキュリティシステムで厳重に警備されています。ルパンは、この難攻不落のシステムを突破し、航海日誌を手に入れるべく、大胆な計画を実行に移します。銀行強盗を装ってわざと捕まり、情報を聞き出すなど、知略と行動力を駆使したルパンの活躍は本作の見どころです。

多彩なキャラクターと、個性的で魅力的なゲームシステム

本作では、ルパン、次元、五ェ門、不二子に加え、宿敵・銭形警部も登場。おなじみのキャラクターたちが、それぞれの個性と能力を活かして物語を彩ります。

ゲームシステムも多様性に富んでいます。ルパンはピッキングで別荘をアジトにしたり、服を奪って変装したり、アイテムを盗み取ったりと、自由度の高いプレイが可能です。次元と五ェ門は、ストーリーの途中でミニゲームに参加し、その高い腕前を披露します。不二子は、彼女の持ち前の魅力で男性職員から情報を聞き出すなど、ルパンとは異なるアプローチで事件解決に貢献します。ただし、警備員に銃を向けられると、ゲームオーバーとなるなど、不二子ならではの弱さも描かれています。

さらに、本作の特徴として、銭形警部専用のゲージが存在します。このゲージは、ルパンが警官に見つかる度に上昇し、満タンになると銭形警部が出現するというシステムです。しかし、通常プレイでは、一つのエリアで何度も見つかることは少ないため、ゲーム進行に大きな影響を与えるシステムではありません。

そして明かされる真実、マルチエンディング

本作はマルチエンディングを採用しており、入手したアイテムによって、3種類のエンディングが用意されています。中でも、真のエンディングでは、タイトルにある「コロンブスの遺産は朱に染まる」という言葉の意味が明らかになります。ストーリーの展開や謎解きの面白さは、まさにシリーズの魅力を凝縮した作品と言えるでしょう。

個性豊かなキャラクターたち

ルパン三世：アルセーヌ・ルパンの孫で、本作では巧みな策略とアクションで航海日誌強奪に挑みます。

次元大介：ルパンの相棒で、S&W M27を用いた射撃と冷静な判断でルパンをサポートします。

石川五ェ門：ルパンの仲間で、圧倒的な剣技と心眼で敵を圧倒します。

峰不二子：ルパン一味の紅一点で、ニュースキャスターとして活動しながら、ルパンを陰ながらサポートします。

銭形幸一：ルパン逮捕に執念を燃やす銭形警部の末裔で、本作でもルパンの前に立ちはだかります。

ジオ・マクリード警部、ゴマー、ドリー・ジョンソン、ゲーブル社長、ナディア・ジョンソン、黒服の男など、個性豊かなオリジナルキャラクターも登場し、物語をさらに盛り上げます。

スタッフ

シナリオ監修：柏原寛司

音楽：大野雄二

音響監督：加藤敏

音楽監修：鈴木清司

これらの要素が組み合わさり、手に汗握る展開と、シリーズファンを満足させる奥深いストーリーが実現しています。PS2で『ルパン三世 コロンブスの遺産は朱に染まる』の世界を体感してみてはいかがでしょうか。

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