ルパート・ジョーンズ

ルパート・サンダーソン・ジョーンズ（Ruppert Sanderson Jones , 1955年3月12日 - ）は、アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身の元プロ野球選手（外野手）です。

MLBでの活躍と阪神タイガースへの入団

カンザスシティ・ロイヤルズからプロとしてのキャリアをスタートさせ、シアトル・マリナーズでは主力として活躍しました。その後も、ニューヨーク・ヤンキース、サンディエゴ・パドレス、デトロイト・タイガース、カリフォルニア・エンゼルスと渡り歩き、MLBオールスターゲームにも2度出場するなど、実績を残しました。

1988年、ランディ・バースの退団に伴い、外国人選手を探していた阪神タイガースに入団。日本球界では初の背番号00を背負い、大きな期待を背負って来日しました。

阪神タイガースでの苦闘

しかし、ジョーンズの日本での野球生活は困難の連続でした。メジャーとマイナーを合わせてもわずかな経験しかない一塁手としての起用、慣れない日本の野球文化、そして来日前に痛めていた左肩の故障などが重なり、本来の力を発揮できませんでした。

一塁守備では27試合で7失策を記録し、外野からの送球は下手投げになるなど、満身創痍の状態でした。9月以降は外野手として出場し、打率.333、5本塁打と調子を上げてきましたが、1年で解雇という結果に終わりました。

記憶に残る個性的なキャラクター

成績こそ振るわなかったものの、ジョーンズの個性的なキャラクターは多くのファンの記憶に残っています。とんがり頭のスキンヘッドという容貌から「ゼロゼロ怪人」というニックネームがつけられ、ベンチで御香を焚くなどの奇行も話題となりました。

詳細情報

MLBオールスターゲーム出場：2回（1977年、1982年）
NPB初出場：1988年7月29日
NPB初本塁打：1988年8月5日
背番号：30, 9, 22, 32, 13, 00

ルパート・ジョーンズは、阪神タイガースでの活躍は短期間に終わりましたが、そのユニークな存在感は、日本の野球ファンに強烈な印象を与えました。

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