『ルーンファクトリー5』の世界へようこそ
『ルーンファクトリー5』は、マーベラスから2021年
5月20日に発売された
Nintendo Switch用の
ゲームソフトです。本作は、魅力的なキャラクターや多彩な生活システムを通じて、プレイヤーに新たな冒険を提供します。
開発の経緯
この作品は、
2012年にリリースされた『
ルーンファクトリー4』の成功を受けて、プロデューサーの
はしもとよしふみが続編の開発について言及したことに始まります。しかし、開発元である
ネバーランドカンパニーが
2013年に経営破綻したことで、シリーズの未来は不透明となりました。その後、
2019年に任天堂のイベント「
Nintendo Direct|Nintendo_Direct」において、この新作の開発が進行中であることが発表されました。
また、本作では前作『
ルーンファクトリー4スペシャル』とのセーブデータ互換性があり、特典も用意されています。開発は、
はしもとよしふみが代表を務めるHAKAMA株式会社が中心ですが、実際の
ゲームソフトの開発はハイドという会社が担当しました。彼らは、プロトタイプから本格的な開発に2年半かけ、Unityを使用して魅力的なアセットを駆使しました。
しかし、発売と同時に複数の不具合が報告され、長いロード時間やフレームレートの低下、シュールなバグがプレイヤーの体験を大きく損ないました。マーベラスはこれらの問題を第24回株主総会で認め、アップデートを通じて問題解決に努めていますが、内容はバグ修正が中心であり、追加要素は同性婚の導入が主でした。
世界観と舞台
本作の舞台は、ノーラッド王国の辺境に位置する町「リグバース」です。ここでは、Seedという警備組織が町の平和を守っており、プレイヤーはこの組織の一員として物語を進めます。Seedは、過去の戦争による治安の悪化を受けて結成された自警団であり、主人公が見習い隊員として所属することになります。
登場キャラクター
『ルーンファクトリー5』では、プレイヤーは男女いずれかの主人公を選び、物語を進めることができます。主人公は旅の途中で記憶を失い、リグバースで新たな生活を始めることになります。男女の主人公には、それぞれアレス(男)とアリス(女)が用意されており、物語の進行や選択肢によって彼らの成長を楽しめます。
さまざまなヒロイン候補が登場し、プレイヤーは彼女たちとの交流や恋愛関係を築くことができます。プリシラやスカーレット、ルーシー、フーカなどのキャラクターは、それぞれ異なる背景や性格を持っており、プレイヤーの選択によって物語が大きく変化します。
また、ヒーロー候補としてマーティンやラインハルト、セシルなど、個性豊かなキャラクターが登場し、主人公の冒険に彩りを加えます。サブキャラクターも多く登場し、彼らとの交流が物語をより深く楽しむ要素の一つとなっています。
システム
本作では、前作の「オーダー」に相当する「メイキング」システムが導入されています。町の住民からの依頼をクリアしたり、モンスターを倒したりすることで得られる「Seedポイント」を使用して、イベントの開催やインベントリの拡張などを行うことができます。
これにより、ゲームの進行がよりスムーズになり、プレイヤーはリグバースの魅力を存分に楽しむことができるでしょう。
まとめ
『ルーンファクトリー5』は、多くのファンに愛されるシリーズの新作として、その遊びごたえやキャラクターの魅力を提供しています。バグや不具合の問題はあったものの、コミュニティの支持を受けながら、さらなる発展が期待されています。ぜひ、リグバースの冒険を楽しんでみてください。