レイデオロ

レイデオロの競走馬としての軌跡

レイデオロ（Rey de Oro）は、2014年2月5日に生まれた日本の競走馬であり、後に種牡馬として成功を収めることとなる。彼は2017年の東京優駿（日本ダービー）を制覇し、その年のJRA賞最優秀3歳牡馬や、翌年には最優秀4歳以上牡馬にも輝いた。

生い立ちと素質

レイデオロは北海道安平町のノーザンファームで産まれ、父は2004年の日本ダービーを制したキングカメハメハ。母はラドラーダであり、ハイクレアやウインドインハーヘアから続く牝系を受け継いでいる。所有はキャロットファーム、トレーニングは美浦の藤沢和雄厩舎によって行われた。

馬体はバランスが良く、皮膚が薄いなど非常に恵まれた素質を持っていた。デビュー前から藤沢調教師はその能力を高く評価しており、デビューまでの育成方針も、前進気勢を大切にするものであった。

競走馬としての活躍

2016年10月、東京競馬場で新馬戦に出走し、初戦を勝利で飾る。その後、葉牡丹賞やホープフルステークスで連勝し、一気にクラシック戦線に名乗りを上げた。2017年は皐月賞には直行し、一度の敗北を経験したが、東京優駿（日本ダービー）での完勝がその名声を決定づけた。

東京優駿の勝利

5月28日に行われた東京優駿ではスローペースの中、後方から「まくり」を決行し、圧巻の末脚で勝ちをもぎ取った。この勝利は藤沢やルメールにとっても初のダービータイトルとなり、父子制覇という偉業を達成した。

古馬になってからの戦績

東京優駿制覇後も、レイデオロは神戸新聞杯や天皇賞（秋）を勝利し、さらにはジャパンカップにも出走するも、シュヴァルグランに次ぐ2着。2018年にはドバイシーマクラシックに挑むも、思うような結果は得られなかった。

その後の引退・種牡馬入り

2019年も意気込んで挑むが結果を残せず、最終的には引退を迎えた。引退後は社台スタリオンステーションにて種牡馬となり、血統背景から大きな期待を寄せられている。初年度の種付け料は高評価を受け、産駒も高い関心を集めている。

種牡馬としての期待

レイデオロはその血統的背景から、特に牡馬に優れた活躍が期待されている。初年度産駒がデビューした2023年には、早速初勝利を挙げるなど、種牡馬としての道を歩み始めている。今後、さらなる成績向上が期待されるだろう。

まとめ

競走生活を経て、レイデオロはその名を広め、種牡馬としても成功する道を歩むことが期待されている。

もう一度検索