レオン・ゴレツカ

レオン・ゴレツカ：ドイツを代表する万能型MF

レオン・ゴレツカ（Leon Goretzka）は、1995年2月6日生まれ、ドイツ・ボーフム出身のプロサッカー選手です。主にミッドフィールダー（MF）として、FCバイエルン・ミュンヘンとドイツ代表で活躍しています。そのプレースタイルは、守備的MF（DM）からセントラルMF（CM）、時にはセンターバック（CB）までこなせるユーティリティ性が特徴です。

プロとしての出発

ゴレツカは、故郷のクラブであるVfLボーフムの下部組織で育ち、2012年にトップチームに昇格しました。その才能はすぐに開花し、国内の強豪クラブから注目を集める存在となります。

シャルケへの移籍

2013年、ゴレツカはシャルケ04へ移籍。アーセナルFCやバイエルンといったクラブも獲得に興味を示す中での決断でした。加入初年度からブンデスリーガ1部で初ゴールを記録するなど、32試合に出場し5ゴールをあげる活躍を見せました。翌シーズンは怪我に苦しんだものの、その後はポジションを確立し、中心選手としてチームを牽引しました。

バイエルン・ミュンヘンでの成功

2018年1月、ゴレツカはFCバイエルン・ミュンヘンへの移籍を発表します。この移籍は、シャルケサポーターからの反感を買い、一部からは非難の声も上がりました。しかし、ゴレツカはバイエルンで数々のタイトルを獲得し、その実力で批判を封じ込めました。

バイエルンでは、リーグ優勝5回（2018-19, 2019-20, 2020-21, 2021-22, 2022-23）、DFBポカール優勝2回（2018-19, 2019-20）、そしてUEFAチャンピオンズリーグ優勝（2019-20）など、数々のタイトル獲得に貢献。個人としても、そのパフォーマンスが評価され、UEFAチャンピオンズリーグのスカッドオブザシーズンに選出されるなど、名実ともにトッププレーヤーとしての地位を確立しました。

ドイツ代表としての貢献

ゴレツカは、2014年にドイツ代表デビューを果たしました。以降、FIFAコンフェデレーションズカップ2017優勝、UEFA EURO 2020ベスト16など、数々の国際大会に出場。2017年のコンフェデレーションズカップでは、ブロンズボールとシルバーシューズを獲得するなど、個人としても輝きを放っています。

プレースタイルの特徴

ゴレツカの最大の武器は、その万能性です。中盤であればどこでもプレー可能で、攻撃的なセンスと守備的な能力を兼ね備えています。特に、ボール奪取能力が高く、相手の攻撃の芽を摘み取るだけでなく、自らボールを運び、チャンスを演出することもできます。また、強靭なフィジカルを持ち、空中戦にも強く、セットプレーでも貴重な得点源となります。

今後の活躍

レオン・ゴレツカは、まだ20代後半と、今後の活躍が期待される選手です。FCバイエルン・ミュンヘンとドイツ代表の中心選手として、更なる高みを目指し、世界中のサッカーファンを魅了してくれることでしょう。

主なタイトル

クラブ
ブンデスリーガ：5回 (2018-19, 2019-20, 2020-21, 2021-22, 2022-23)
DFLスーパーカップ：1回 (2018)
DFBポカール：2回 (2018-19, 2019-20)
UEFAチャンピオンズリーグ：1回 (2019-20)
UEFAスーパーカップ：1回 (2020)
代表
FIFAコンフェデレーションズカップ：1回 (2017)

個人タイトル

FIFAコンフェデレーションズカップ ブロンズボール (2017)
FIFAコンフェデレーションズカップ シルバーシューズ (2017)
* UEFAチャンピオンズリーグ スカッドオブザシーズン (2019-20)

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