レシーバー (バレーボール)

レシーバーとは

レシーバー（英: Receiver）は、バレーボールにおける特定のポジションを指し、主にリベロではない選手が担当します。この役割は、試合中に定められたポジションでリシーブに特化した選手がプレーすることを意味します。一般的に、これらの選手は「R」と略されることもありますが、これは日本国内での呼称です。

概要

レシーバーは、古くから「ピンチレシーバー」や現在の「リリーフレシーバー」として知られており、主にセットの中で交代でコートに入ります。攻撃力が低いレシーバーは、前衛に回った際に元の選手と交代し、その役割を終了します。多くのチームでは、リベロ制の導入に伴い、別途レシーブ要員を用意しない場合が多いですが、オリンピックなどの国際大会では他国のナショナルチームにおいてこのポジションが設けられることもあります。

役割の多様性

レシーバーは、必ずしもレシーブ専門とは限りません。選手が他のポジションとしてWS（ウイングスパイカー）の表記がされることもあり、この場合はその選手の身長や実際のパフォーマンスに基づき決定されます。リベロは通常、後衛のMB（ミドルブロッカー）と交代することが多いのですが、レシーバーは他のウイングスパイカーと交代することが一般的です。

ディフェンシブ・スペシャリスト

アメリカのバレーボールリーグでは、選手交代が無制限となっているため、リベロ以外のレシーブ専門選手が出場することが確認されています。これらの選手は「ディフェンシブ・スペシャリスト」と呼ばれ、特に守備において優れた役割を果たします。これに対して、国際バレーボール連盟（FIVB）が主催する大会では、選手交代の回数に制限が設けられているため、ディフェンシブ・スペシャリストの存在はあまり見受けられません。実際に、FIVBが発行したロンドンオリンピックに関するメディアガイドでは、このポジションに関する記載がありませんでした。

まとめ

バレーボールのレシーバーは、試合の流れにおいて重要な役割を担っており、特にサーブやスパイクを受ける際に活躍が期待されます。チームによってその扱いや必要性は異なりますが、全体として非常に戦略的なポジションであり、もし国際大会やレベルの高い試合において目立つ選手がいる場合、そのレシーバーの存在が勝利への鍵となることも少なくありません。

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