レスリングどんたく

レスリングどんたく（WRESTLING DONTAKU）

新日本プロレスが主催している「レスリングどんたく」は、毎年5月の3日と4日に福岡国際センターで行われる大規模なプロレス興行です。このイベントは「プロレス祭り」とも呼ばれ、観客にとって特別な体験を提供する場となっています。

この興行の名称「どんたく」は、福岡市の中心で行われる伝統的な祭り「博多どんたく港まつり」に由来しています。最初の開催は1993年で、当初は福岡ドームで行われていましたが、2002年以降は一時的に開催が中断されました。しかし、2009年には福岡国際センターにて再開され、以来多くのファンに支持されています。

また、レスリングどんたくは1993年から2014年にかけて一部は海外向けのPPVとして放送され、2015年からは新日本プロレスのウェブサイト「新日本プロレスワールド」を通じて全世界にライブ配信されるようになりました。これにより、興行の魅力が国内外のファンに広がっていきました。

特に2022年には、会場の都合で21年ぶりに福岡PayPayドームで開催され、多くのファンを魅了しました。2024年には「レスリングどんたく 2024」の前哨戦として、全国各地で「Road to レスリングどんたく 2024」シリーズが開催される予定です。これは、東京町田市や長野、福井、広島、熊本、大分など、各地で興行が行われ、注目を集めています。

歴史と進化

レスリングどんたくの歴史は深く、初回からさまざまなドラマが展開されてきました。1990年代には名レスラーたちが集い、数々の名勝負が繰り広げられました。ここでは一部の試合結果を振り返ります。

1993年から始まり、1995、2000、2001年と進む中で、次第にイベントの規模や試合数も増加し、観客動員数も増えていきました。特に、2016年には「火の国レスリング」が中止となったことから、その試合カードが本大会に組み込まれ、話題を呼びました。

2018年からは初めて2日間開催されるようになり、選手やファンにとって、より濃密な体験となっています。2020年には新型コロナウイルスの影響で初の開催中止が決定し、2021年には2年ぶりの開催が待望されましたが、選手の健康が最優先とされ、急な試合変更が余儀なくされる場面もありました。

このように、「レスリングどんたく」は、時代と共に様々な変化を遂げてきました。また、参加するレスラーたちは常に新しい挑戦を続け、各年ごとに異なるストーリーと試合を提供し続けています。今後も新日本プロレスの祭典として多くの人々に愛され続けるイベントであり続けるでしょう。

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